見て、感じて、考えて――中学生が出会った「土佐清水の力」【ポミエ 編】

清水の魅力を知り、広める はじめの一歩

 中学2年生は、土佐清水のよさを、”地域の力”として働くかたちに変えていくため、まずはその魅力を実際に見て、感じて、知ることから始めようと、地域の企業や団体のご協力を得て訪問させていただきました。今回は、「ポミエ」さんでの体験をご紹介します。

 

「ポミエ」で学んだ、パン作りとお店を受け継ぐ思い

 昭和34年に創業し、長く地元の人々に愛されてきた土佐清水市のパン屋「ポミエ」。現在は、大阪からUターンした店主さんが家業を継ぎ、パン作りに取り組んでいます。パン作りの経験はなかったという店主さんですが、「楽しんでやっていきます」という言葉どおり、日々前向きにパンと向き合っています。

 そんな「ポミエ」での体験を通して、パン作りやお店の工夫、受け継ぐ思いにふれてきました。

仕事の現場にふれて

 実際にパンをこねたり包んだりする作業だけでなく、清水高校に持っていくパンの袋詰めや、レジの体験もさせていただきました。「2時間ほどの体験だったけれど、すごく疲れた」「レジや袋詰めは丁寧さが求められて難しかった」といった声もあり、仕事の大変さを実感する貴重な経験となりました。

インタビューで知ったこと

 お忙しい中、店主さんがインタビューに答えてくださいました。

  • イチオシのパンは?…「食パンです」
  • 1日に何個・何種類くらい作っている?…約50種類、100個以上。※夏場は販売数を少し控えめにしているそうです。
  • 新しいパンはどうやって考えている?…ネットで調べたり、清水の素材を取り入れたりして工夫。
  • 好きなパンは?…惣菜パンだそうです。

 物価高騰や季節による売れ行きの違いに応じて、数を調整したり値段を見直したりしていることも教えていただき、販売の裏側にはたくさんの工夫や判断があることを知りました。

受け継ぐということ

 店主さんはもともと別の仕事をしていたものの、「昔からあるこの店をなくしたくない」という思いから「ポミエ」を継ぐことを決めたそうです。建物も、昭和の面影を残す外観が今も大切にされています。 
 そんな店主さんのお話をお聞きして、生徒たちは「昔ながらのものを残していくことの大切さ」や、「その魅力を伝えていくことが自分たちにできることではないか」などと考えをめぐらせました。

見て、感じて、考えて――動き出す2学期へ

「ポミエ」を訪れて、子どもたちは地域に根ざしたお店のあたたかさや、大切に守られてきた歴史にふれました。この経験をもとに、2学期には「自分たちに何ができるのか」を考えました。

たとえば──

  • 昔からあるお店や建物の魅力を発信する
  • SNSなどを使って「ポミエ」のよさを伝える
  • 「おいしさ」だけでなく、受け継ぐ思いや工夫を自分たちの言葉で伝えていく

 地域の未来を見つめることは、自分の未来を考えることにもつながる、そんな気づきを胸に、子どもたちは次の一歩を踏み出します。