令和4年度 空き家と耕作放棄地を活かした地域活性化について
私は、土佐清水市の印象や良さをアピールすることを目的として、 空き家と耕作放棄地の利用を提言させていただきます。
まず、 空き家については、 土佐清水市の空き家の割合が 27.8%と高知県内でも上位にあると Re Life というサイトで知りました。 調べていく中で、地域の活力の低下というデメリットが目にとまりました。 耕作放棄地についても、社会や環境に悪影響を与えるというデメリットが挙げられていました。
これらのデメリットは、観光客の方が来た時に、「また来たい!」 ではなく、「次はもういいや」と思ってしまう残念な印象につながりかねません。
私たちは、この問題を解消する方法の具体例として、空き家をリフォームしてホームシアターや喫茶店、ライブハウスとして使用することを考えました。
また、耕作放棄地については、 体験型農園やアスレチックとして活用できれば、遊び場が少なくて困っている幼児や小学生はもちろん、大人の方まで、幅広い年齢層の人が充実した休日を過ごせる場所になるのではないかと考えます。
土佐清水市における空き家や耕作放棄地の現状と土佐清水市の活性化のために空き家や耕作放棄地を活用していることがあれば教えてください。 また、 今後の活用計画があれば、合わせて教えていただきたいです。 よろしくお願いします。
(回答)
土佐清水市の空き家の状況について少し触れたいと思いますが、 国の機関で総務省というところがあるのですが、 そこが統計調査というものをやっております。 これはちょっと古いのですが、 平成30年住宅・土地統計調査の結果によると清水の住宅総数は、8,810戸、 そのうち空き家が 2,670戸、 空き家率が3割を少し超えると。こういうことになっておりまして、 増加傾向にあります。
次に市内の耕作放棄地でありますが、農地の現状を把握するための農地台帳によると令和4年度に耕作されていない農地は、 約34ヘクタールありまして、 高齢化に伴う農業の担い手不足が進み、 耕作放棄地の対応には苦慮しているところであります。
今回の質問にもありますように、 管理されていない空き家は、老朽化による倒壊の危険性が生じたり、 耕作放棄地については、 雑草が伸びることによって景観悪化等、周辺環境へ様々な悪影響を及ぼすことから、それらを有効活用することは重要と考えているところであります。
そのため、増加傾向にある空き家の活用策の一つとして、 活用可能な空き家を所有者の同意のもと、移住希望者にホームページなどで情報提供し、 賃貸住宅として活用しております。また、空き家を改修後10年間、 移住希望者向けに紹介することで移住促進にもつなげているところです。耕作放棄地の活用の取組については、平成30年度には貝ノ川地区において、 耕作放
棄地を花畑にする取組として、地域住民と一緒にコスモスを植えたり、 昨年度には保育園児とともに芋のツルを植えて、 高齢者と共同作業所に通う障害者の方々が芋掘りを行うなど、耕作放棄地の活用を通じて地域住民のつながりだけでなく農業と福祉の連携づくりにもつながったほか、 耕作をしていないところを借り上げてシークワーサーやイタドリ、トウモロコシ等の農産物を植え、 再生した農地で収穫した果樹や山菜を加工し、販売するなどの取組を集落活動センター下川口家で行っております。
このように、活用可能な空き家は、移住者向けに貸し出すことで移住促進につなげるとともに耕作放棄地の活用については、所有者の農地利用の意向を確認した後で、 地域の農業の担い手・借り手へつなげていく取組や不耕作地でも栽培可能な農産物の栽培を促進していきたいと考えております。
また、今回、 活用事例を紹介していただきましたので、参考にさせていただくとともに、他の市町村の優秀な先行事例というものも調査・検討していきたいと思っております。

提言を実現に近づけるヒントや行動の例
◆自分たちの行動から生まれる提言へ
① 現状調査
・身近な空き家や耕作放棄地を写真や地図で記録し、場所・状態・周辺環境を整理する。
・市や地域センターで空き家バンクや農地台帳の情報を調べる。
②活用アイデアづくり
・「観光客が喜ぶ使い方」や「地域の人が集まれる場所」などテーマを決めて案を出す。
・花畑、農業体験、カフェ、ミニライブスペースなど、地域性を活かした提案を作成。
③ヒアリング活動
・所有者や地域の人(農家、高齢者、子育て世代など)に使い道の希望や課題を聞く。
・既存の活用事例(下川口家や花畑づくりなど)について関係者から話を聞く。
④計画案の作成
・現状調査+アイデア+ヒアリング結果をもとに、企画シートにまとめる。
・写真や簡単な図を入れて、見やすくする。
⑤ 行動開始
・小規模なモデル事業(花植え、交流イベント、農産物加工体験など)を実施
・実施後の成果や課題をまとめ、提言に反映
⑥提言として発表
・モデル事業の成果や参加者の声、改善点を整理して発表する。
・写真やデータを使い、活用による効果や将来の広がりを分かりやすく説明する。
・市や地域団体に協力を呼びかけ、次の実施計画につなげる。

