
「学びをまちへ」つなぐ新たな教育のかたちをめざして
私は「みらい議会」を、単なるイベントではなく、子どもたちの学びの集大成となる場にしたいと考えています。中学校・高校それぞれの総合的な学習・探究の時間を通じて、生徒たちは地域をじっくり見つめ直してきました。そうした学びの中で生まれた思いや気づきを、市に向けた提言という形で表現し、まちをよりよくしていくきっかけになればと願っています。
そのためにも、単にインターネットで得た情報や、十分な検討を経ていないアイデアをそのまま提言にするのではなく、生徒自身が土佐清水市の「人・もの・こと」と関わり、実際に調べ、考え、行動してきた経験に基づいて提言を構築してほしいと考えています。誰かに任せるのではなく、自ら地域に関わった実感を持ち、自分の言葉で根拠をもって語る――そんな主体的な発信を目指してほしいと願っています。
また、本市は地域の課題解決への取組に関しては、清水高校の協力のおかげで中高一貫の体制をとることができており、中学校で育まれた課題意識や探究のテーマを高校でさらに深めていくことも可能です。加えて、先輩が取り組んだ内容や残された課題を、次年度の後輩たちが引き継いでいくこともできます。こうした学びの積み重ねや連続性によって、提言活動が一過性のものにとどまらず、継続性と発展性を持った取組として根づいていくことを期待しています。
「みらい議会」が、子どもたちの「今までの学びの集大成」かつ「次の世代へのバトン」となるよう、大人たちも一緒に支えていきましょう。

