令和6年度 観光業のデジタル化について
わたしは土佐清水市の観光業をデジタル化を活用することについて提言します。
具体的には土佐清水市の偉人ジョン万次郎を VR (仮想現実) 映像などを通じて、土佐清水市の歴史や文化を体感できるものにするというものです。
事例として、 平成30年で戊辰戦争終結から150年を迎えた会津若松市では幕末を起点とした明治・大正・昭和・平成における会津の歴史を学ぶため、市民が一体となって様々な取組を行いました。「VR 幕末の会津若松」 は、戊辰 150 周年に向けてのプレ事業として幕末当時の若松城や城下町等の様子をデジタル技術を活用し、 VRで再現したというものです。これにより平成 29 年に会津若松市を訪れた観光客の総数は 2,970 千人で、前年比28千人の増加となりました。 また平成29年のインバウンド(訪日外国人旅行) については、 市内の宿泊合計数が 11,757 人で、対前年比 139.7%と、 増加しました。 また、 高知県室戸市では、イルカと室戸と私と題した、ARスタンプラリーを行いました。
提案内容としてはCGにより再現された幕末の土佐清水市やジョン万次郎生家の様子を、3面マルチスクリーンにより再現する体感型シアターを設置し、 ゴーグルを装着せずにVR映像を視聴できるようにします。これなら小さな子供も安心して映像を楽しめると考えました。また何種類かのストーリーを用意し、観客の要望に応じてストーリーを上映するようにします。また高知県、土佐清水市ゆかりの幕末キャラによる現地説明機能、顔出し写真機能 (QRコードを読み込むとキャラクターの顔の部分が空いたイラストが出る) というものを作ります。
このような取り組みを行うには予算が必要であるし、イベントの企画運営を誰が行うのかという問題も出できます。
そこで質問です。 土佐清水市のイベントにかけられる予算は現在いくらくらいでしょうか。また、VR 動画などで発信している情報はありますか。
(回答)
観光業へのデジタル活用について、郷土の偉人である「ジョン万次郎」を、VRという仮想空間の映像デジタル技術を使って体感させるというご提案を頂きました。
会津若松の事例紹介がございましたので、わたしも少し調べてみたところ、ご紹介のあった、幕末当時の若松城の様子などをCGで再現するほか、現実世界とデジタル情報を重ね合わせたARという技術を使った案内機能にも取り組んでいることがわかりました。
具体的な提案内容にあった、ジョン万次郎生家を3面マルチスクリーンで再現し、ゴーグルを装着せずに映像を視聴できる体感型シアターの設置や、QRコードを読み込むとキャラクターの顔の部分が空いたイラストが出現する 「顔出し写真機能」 なども、この会津若松の事例をもとに考えて頂いたのかなと思いました。
議員も捉えているように、予算や運営主体の課題はございますが、VRに限らず、観光業へのデジタル活用については、今後、積極的に検討していきたいと考えるところです。
さて、ご質問を2点頂きました。
まず、VR動画などで発信している情報についてですが、本市では、VRやARではございませんが、ジョン万次郎資料館において、 プロジェクションマッピングの映像技術を用いた展示がございます。
万次郎が上陸した琉球の海、ふるさと中浜の海を彷彿とさせる、寄せては返す波のプロジェクションマッピングとなっています。
ジョン万次郎資料館以外には、 無いのではないかと捉えております。
また、検討段階のものになりますが、 足摺宇和海国立公園と土佐清水ジオパークの双方に認定されているほどの 「豊かで貴重な自然」を、VRやAR を使って 360 度の映像を作成し、 VRゴーグルを用いて、竜串ビジターセンターで提供できないか、計画中です。
本市観光の強みは 「自然」 にあるものの、反面、バリアフリー化が困難なエリアが多く、天候に左右されやすいといった弱点があり、これを補完できるものと考えております。
もう一点の質問、イベントにかけられる予算は現在いくらあるか、についてです。
まず、予算の組み方というのは、基本的に、施策や事業ごとに計画を立て、必要経費を積算します。 継続事業も新規事業も同様です。
イベントに関しても同様ですので、各々のイベント予算の積み上げが、現在、つまり、今年度のイベントにかけられる予算となり、使い道は、すでに決まっています。
観光商工関連のイベントで申しますと、今年度予算は、足摺まつりや、 足摺きらり、産業祭など、9つのイベント、予算額は985万円となっています。

提言を実現に近づけるヒントや行動の例
◆観光デジタル化の実践型提案
①先の提言・回答に関して検証を行う。
・市内の既存デジタル施策(ジョン万次郎資料館のプロジェクションマッピングや計画中のVR事業)を見学・体験する。
・他地域の成功事例(会津若松市のVR、室戸市のARスタンプラリー)を先方の観光課へのヒアリングで調査。
② 提案の現実性を高める調査
・市の観光イベント予算(985万円)の使い方や新規事業として組み込むための条件を担当者に聞く。
・既存施設で使える機材・スペース(資料館、ビジターセンターなど)を確認。
③ 企画案の作成
・「予算の範囲でできる試験的導入案」を作成(例:3面スクリーンではなく1面から始める、短編VR映像から始めるなど)。
・キャラクターや顔出し写真機能など、低コストでも導入可能なコンテンツ案を追加。
④ 小規模実証イベントの実施
・観光課や地域団体と協力し、観光イベント内で試験的にVR体験ブースを設置。
・来場者アンケートを実施し、反応や改善点を記録。
⑤ 改善・提言発表
・イベント結果をもとに、効果・課題・改善案を整理して、市への正式提言にまとめる。

