なぜ、土佐清水市が留学を支援するのか
―― ジョン万次郎の志を、未来へつなぐ ――

世界へ渡ったひとりの少年
今からおよそ180年前、土佐清水の沖で漁に出ていた少年が、嵐によって遭難しました。その名は ジョン万次郎(中浜万次郎)。
当時、鎖国下の日本では海外へ渡ることが禁じられていましたが、彼は漂流の末、アメリカへ渡り、言葉も文化も異なる世界で学びました。
彼が異国で身につけたのは、英語や航海術だけではありません。
「世界を知ることで、自分と日本を見つめ直す力」。それこそが、彼を後に日本の近代化を支えた人物へと成長させた原点でした。
今を生きる若者たちへ
私たちがいま生きる時代もまた、世界と切り離しては語れません。文化、経済、環境、テクノロジー――あらゆる課題が、国境を越えてつながっています。その中で求められるのは、自らの言葉で世界と向き合う力、そして異なる価値観を理解し、新しい答えをつくり出す力です。
土佐清水市は、そんな力を持つ「21世紀のジョン万次郎」を育てたいと考え、子供たちの留学を応援します。
学びの舞台を、世界へ
土佐清水市では、英語圏への半年~1年間の長期留学を希望する清水高校生を対象に、最大1,000,000円の補助金を交付しています。
この制度は、単なる「海外経験」ではなく、「学びを通して世界と自分をつなげる」ための機会です。異国の地で感じる戸惑い、出会い、発見――それらすべてが、あなたの未来を形づくるかけがえのない学びになるでしょう。
世界への一歩を、準備からサポート。
留学に行くとき、誰もが不安に思うのは「言葉」。
土佐清水市では、授業や日々の活動の中で英語を自然に使う場面を多く設定し、英語を「教科」から「生きたことば」へと発展させています。
授業では、英語で考え、伝える力を育てる指導を重視しています。子どもたちは、単に文法や単語を覚えるだけでなく、自分の意見を英語で発信し、相手とやり取りする体験を通して、グローバル社会で求められるコミュニケーション力を伸ばしています。
また、放課後の活動として「英語クラブ」も開催します。この活動では、ALT(外国語指導助手)と英語で交流することで、英語のみでのコミュニケーションが自然に行えるようになることを目指します。
授業で学んだ英語を実際に使い、伝え合うなかで、「英語で話すことが当たり前」「もっと伝えたい」という感覚が育ちます。
こうした積み重ねが、留学という次のステップにつながります。
限られた留学期間を、より充実した学びと交流の時間にできるよう、安心して挑戦できる環境づくりを進めています。
