令和元年度 質問と答弁(一部抜粋)
- B級グルメフェスティバルや特産品づくり、清掃活動による地域活性化について
- 人口減少の要因と雇用・魅力再認識イベント開催について
- 地域交流による独居高齢者支援について
- 携帯電話電波改善のためのアンテナ設置について
- 空き家活用による地域活性化について
- 移動スーパーの運行について
- スーパーの高台建設について
- 避難路整備や防災かまど設置による防災対策について
- 指定避難所以外の食糧備蓄と物資不足対策について
- 老朽化空き家による避難経路阻害防止策について
- 高校の避難場所の安全性確保と代替策について
- イベント参加者増加に向けたホームページ活用について
- 避難時のあかり確保のための街灯設置について
- ごみリサイクル推進について
- 高齢化による生活課題への支援体制について
- 高齢者の安心づくりについて
- 交通網整備について
- 豪雨災害への事前対策と減災計画について
- 孤立集落発生時の対応策について
- 少子高齢化・人口減少対策について
B級グルメフェスティバルや特産品づくり、清掃活動による地域活性化について
(質問)
僕は清水も町を活性化させるために、たくさんの清水の魅力をPRしたらいいと思います。僕たちはPRするためにたくさんのことを考えてきました。1つ目と2つ目は、清水を活性化するためにすることと観光についてです。
1つ目は他県のおいしい食べ物を使った B 級グルメフェスティバルの要素を取り込むことです。他県のおいしい食べ物を清水にも取り入れることで、インパクトがあると思ったからです。
2つめは、B級グルメフェスティバルだけでは、清水の魅力を伝えることができないので、それぞれの地域で、新しい商品を作り、清水の新しい特産品を作ることです。それを B 級グルメェスティバルに出して、たくさんの人に広めて、たくさんの人に清水の魅力を知ってもらいたいと思ったからです。
最後に、清水の自然をよりよく見せるために、清掃活動をすればいいと思います。清掃活動をすることで、清水の町が美しくなり、清水の自然の美しさも最大限に引き出せると思ったからです(答弁)
土佐清水市の活性化のために、様々なアイディアのご提言ありがとうございます。土佐清水の将来を担ってくれる皆さんが、普段からしっかり意識を持っていてくださってるようで、とても頼もしく感じております。
まず1点目、他県の美味しいものを一同に集めた B 級グルメフェスティバルを開催したらどうかとのご質問についてお答えいたします。実は清水でも平成26年に「全国 B 級グルメフェアー」を足摺岬で開催したことがあります。大分県中津市の中津からあげ、秋田県横手市の横手焼きそば、山梨県甲府市の甲府鳥モツ煮など多くの参加がありました。あいにくの雨でしたが、珍しさから多くの人出があったと記憶しています。わずか一回だけの開催に止まっていますが、例えば高知市の中央公園では同様のイベントがよく開催されております。このようなイベントはおっしゃるように、他県の珍しい食べ物目当てに市外、県外からのお客様が来てくれることも期待できますし、その中に土佐清水の美味しいもやご提案のあった特産品を紹介するコーナーを設置することで、本市の食を広くPR出来ると思いますので、今後の開催について関係者と意見交換してみたいと思います。ただ、どんなイベントを開催するにも、運営経費が必要ですし、運営を支えるスタッフも必要です。今や四国内ランキングの上位に入る今週末の足摺祭の花火大会ですが、寄付金集めのスッタフや、当日運営に関わるスタッフが少なくなり、継続すること自体に課題が多くある状態にあることが実情です。本日ここにご出席された皆さん始め、中学生・高校生の皆さんの、イベントへのご協力をこの場をお借り、是非お願いしたいと思います。
次に新しい特産品を作ったらどうかとのご質問にお答えします。土佐清水には水産物、野菜や柑橘類の農産物ともに多くの食材があります。しかし大消費地に距離があり、生鮮のままで配送するには課題もあることから、これらの食材を利用した加工品づくりにも取り組んできました。全国総生産量の7割が土佐清水産といわれている宗田節ですが、以前はダシの材料としてそのまま出荷されていました。現在はそれぞれの節納屋(節加工場)において、節を使った家庭向け商品も開発、販売されています。一つの例を上げますと「だしがよく出る宗田節」はご存じですか?これは家庭のお母さんのアイディアから生まれた特産品ですが、今では全国に広がっている成功事例の一つです。ヒット商品になるにはかなりの努力、取り組みは必要ですが、地域の特色を活かした特産品づくりは土佐清水を活性化する一つの手段だと思います。市ではこれらの加工品をPRするためのパッケージ作成費用や、ホームページ開設費用を補助するなどしておりますが、今後も特産品づくりに取り組む方々の支援策を継続していきたいと思います。
最後に清掃活動をすればいいのではないかとのご提言についてです。環境省や県おもてなし課が主催する清掃活動は毎年定期的に行われていますが、それ以外にも、海水浴シーズンが近くなれば桜浜や大岐海岸でボランティアの皆さんによる清掃活動も実施されています。また、先ほど申しましたあしずり祭りの翌朝にはボランティアの皆さんによる清掃が行われています。これらの活動に、皆さんも積極的に参加していただければ嬉しいですし、中高生の皆さんが清掃活動を行ってくれているとなると、心ないゴミのポイ捨ても少しは減っていくのではないかと期待もできますので、是非よろしくお願いします。
人口減少の要因と雇用・魅力再認識イベント開催について
(質問)
土佐清水市の人口減少についてお聞きしいたします。清水の広報にも載っているとおり、清水の人口は減る一方で、7月の広報では13,507人となっています。人口減少には、大きく2つの要因があると考えました。
1つめは、働く場所と業種の少なさです。せっかく清水に移住を考える人がいても、希望する職業がなければ断念してしまうと思うからです。
2つめは、地元の人たちの清水への関心についてです。今まで私たち中学生は清水のことについていろいろなことを学習してきましたが、清水の魅力を再確認できると同時に、清水について今まで、全くといっていいほど無関心だったということです。他県やいろいろな所にアピールする前に、地元の人たちに再認識してもらえば、地域全体で清水を盛り上げて行くことができると思うからです。
そこで、働く場所を増やしたり、魅力を再確認できるようなイベントを開催してはどうでしょうか。ご検討をお願いします
(答弁)
まず、土佐清水市の人口の経緯について少しお話をさせていただきます。
土佐清水市は、昭和29年8月に4町、清水町、下ノ加江町、三崎町、下川口町が合併しまして、4年目の昭和33年、これはちなみに私が生まれた年でございます。人口のピークを迎えています。その昭和33年が33,256人をピークに減少しつづけております。先月(6月)末の人口が13,479人でありましたので、60年間で2万人減少しております。単純計算で年間約350人減少していることとなります。
人口の増減、これは人口動態といいますが、「自然動態」と「社会動態」の2種類があり、1年間の出生者数と死亡者数の差で示されるのが「自然動態」で、出生者数が死亡者数を上回れば「自然増」、逆の場合は「自然減」と言いますが、本市の場合は、年間の出生者数は約50人前後に対して死亡者数は250人前後でありますので、差引で200人の自然減ということになります。また1年間の転入者数と転出者数の差で示されるのが「社会動態」でありまして、転入者数が転出者数を上回れば「社会増」、逆の場合は「社会減」となり、本市の場合は年間の転入者が約200人、転出者が約300人でありますので、差引で100人の社会減ということになります。この自然減と社会減をあわせ、人口は年間約300人減少しているというのが、現在の本市の状況であります。
人口減少に歯止めをかけるために、雇用の場を増やせばという質問でございますが、人口増・地域活性化には、雇用の場の確保は欠かせないものであります。市民のみなさまから「市内には働く場所がない」とよく言われますが、足摺岬の宿泊施設や病院・介護施設、あるいは水産加施設などでは慢性的な人手不足となっております。企業側は雇いたくても雇う人がいない、労働者は働きたいけど働きたい職種がないというミスマッチが生じているのが、本市の雇用状況であります。慢性的な人手不足となっている水産業や観光業が、長年本市の経済を支え、今日に至っており、この本市を支えてきた産業を再認識し、誇りを持ってこれらの仕事に携わっていただけるような土佐清水市にしていきたいと思っておりますので、みなさんもこのことについては、興味をもっていただきたいというふうに思います。
次に「清水の魅力を再認識できるようなイベントを開催しては」ということでございますが、現在実施している主なイベントとしましては、花火で注目を集め、約5万人の来客者がある「あしずり祭り」今度の土曜日になります。清水の特産品等をふんだんにPR・販売している「産業祭」、伝統産業の宗田節をテーマにした「宗田節まつり」などを開催し、交流人口の拡大を図っているところでございます。
またイベントとは直接関係ありませんが、ジオパークの取組にも数年前からとっておりまして、この取組につきまして、本市の持っている良さを再認識し、地域づくりや人づくりを観光振興に繋ぐべく取組を行っているところであります。中高生のみなさま方の若い目線で、新たな提案、アイデアなどがあれば、どんどん教えていただきたいと思っております。
若い方々の貴重なご意見を参考にしながら、市政発展に取り組んでまいります。中高生のみなさん、どしどし市に対してもご提案をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
地域交流による独居高齢者支援について
(質問)
地域とのふれあいについてお伺いします。
年々高齢化や過疎化が進み、その中でも独居老人の方が増え、孤独死する人もいます。私の地域の小学校では高学年の時に、子ども民生委員として独居老人の方の家を周り、話をしたり、お手伝いをしたりする取組をしています。私も5,6年生の2年間していました。独居老人の方にお話を聞くたびに「この足じゃ外に出れんくて。話聞いてくれてありがとう。」や「話に来てくれるけん、おばちゃん、寂しい思いをせんでいい。」というような話を聞きました。一人暮らしをしていて寂しい思いをしているのは、私の住んでいる地域の人たちだけではないと思います。なので、私たちのクラスから、コストがあまりかからないイベントを増やしてみればいいのではないか、という案が出ました。例えば運動会や体育祭には、地域の人たちが参加できる競技をつくってみてはどうでしょうか。生徒と地域の人たちが一緒に参加することで、交流も深まり、普段学校以外で会った時、顔見知りになることで、会話が増え、寂しい思いをする人が少しでも減ると思います。市の方でも、地域の人たちが交流できるイベントを増やしていくことを提案します。
(答弁)
土佐清水市の高齢者数は平成31年4月1日で6,472人、高齢化率は47.8%で、高齢者のうち、37.3%の2,415人が一人暮らしの高齢者となっています。15 年前の平成16年をみると、高齢者数は5,974人、高齢化率は31.7%で、一人暮らしの高齢者数は1,718人です。比べると、この15年間で高齢者数は498人増え、増加率にすると約8%になるのに対し、そのうちの一人暮らしの高齢者は697人と、その増加率は約40%で、高齢者全体の増加を大幅に上回る増加率となっており、一人暮らしの高齢者が急速に増加していることがわかります。
このような状況の中、家に閉じこもりがちな一人暮らしの高齢者が、孤立感を解消し、地域の中で、ふれあいながら社会参加ができるような場所づくり、地域住民が、世代にとらわれず交流できる場所づくりが、高齢者の生きがいづくり、健康づくりを進めるためにも必要であると考えます。
そんな地域の交流場所として、「いきいきサロン」や「運動教室」が各地区で行われています。市内49か所で実施されている「いきいきサロン」では、災害への備えなどの提案や、交通安全教室、認知症予防などの講座の後に昼食会を行ったり、各地区のサロンが合同で、輪投げ大会を行うなどして、交流を深めており、平成30年度の延べ開催数は522回、延べ参加者は7,217人となっています。
さらに、市内39か所で実施されている「運動教室」では、体力測定やペットボトルを使った体操、口腔体操など、様々な運動メニューによる健康づくりや交流が図られており、平成30年度の延べ開催数は、1,430回、延べ参加者は14,469人にもなっています。
また、食生活改善推進員が実施している「栄養改善啓発事業」では、高齢者や地域住民、時には子どもも参加して事業が実施されており、昨年度の実績としては、大浜でのミニ運動会、斧積では地域住民と子どもが参加してのクリスマス会、竜串では地域の子ども達と高齢者の皆さんで料理教室など、各地区で、世代を問わない交流が行われています。そのほかにも、地域の皆さんが主体となって、モーニングサービスなどを提供する喫茶店も、各地で行われており、地区の方だけではなく、他の地区からも多くの方が集まる地域の交流の場となっています。中学生、高校生の皆さんももちろん参加できますので、ぜひ参加していただけたらと思います。きっと、地区の皆さんも、喜んでくれると思います。
今後も、高齢者の皆さんの交流場所の充実、世代にとらわれない交流の場所づくりを継続して行い、より多くの方に気軽に参加していただけるような環境づくりへの取組を、関係機関の皆さんと連携しながら、これまで以上に進めていきます。
携帯電話電波改善のためのアンテナ設置について
(質問)
アンテナの設置について」お伺いします。
日頃、土佐清水で過ごしていると不便に感じることがあります。その原因の1つは、現代では当たり前のように普及しているスマートフォンなどの電波を必要とする電子機器を使うときにあります。
外でスマートフォンなどを使っているとサイトにアクセスできなくなったり、連絡が取れなくなったりすることがあります。ですが、ですが、これは土佐清水に住んでいる私たちだけの問題ではなく、私たち以上に困る人がいるのではないかと考えました。それは観光客です。道に迷ったり、事故に遭った時は、本当に困るのではないかと思います。だから、アンテナを設置したらこの問題も改善・解決されるのではないかと思いました。ご検討をよろしくお願いします。
(答弁)
市内には、携帯電話の電波が届かない「不感地域」が、いくつかありますが、電波が届き携帯電話を利用できる地域・エリアにおいては、通信が悪くなったり、あるいはサイトにアクセスできなかったという話は聞いたことはありませんし、観光商工課でも確認しましたが、観光客から今のところ、携帯電話にかかるこういった苦情などもないというのが現状であります。
市内には、下川口地区や下ノ加江地区の山間部の一部で、携帯電話の電波が届かないところがあります。そういった地域も本来であれば、民間事業所がアンテナを設置して、利用者にサービスを提供するところですが、民間事業所は営利目的で事業を行うため、利用者が少なく採算がとれないところへのアンテナ設置は難しいというのが現状であります。
民間事業所にかわって、行政がアンテナを設置する場合に、国が費用の一部に補助金を交付するという制度がありますが、アンテナ設置にかかる費用は数千万円、場合によっては1億円程度かかるともいわれておりますので、今の土佐清水市の財政状況を考えると、市がアンテナを設置するのは、残念ですが現状厳しいというところであります。
しかしながら、現在、総務省や民間の通信事業所などでは、この「携帯電話不感地域のエリア化」というのを大変重要視しており、補助制度の見直しなどについて検討しているということですので、これらの動向を注視しながら、今後、情報格差の解消について調査・研究していきたいと思っております。
空き家活用による地域活性化について
(質問)
今、土佐清水市で問題になっている空き家について僕たちは話し合いました。その具体的な内容は2つあります。
1つめは、空き家を活用してカフェをつくることです。土佐清水市には、幅広い年代を通して集まれる場所がありません。地域交流のためにも、そういったカフェをつくれば気軽に話す場を設けることができると考えました。
2つめは、地元の食材を売る店をつくることです。地元のものを売ることで商品を安く購入することもできるし、働く場所もできます。なので、地域活性化につながるのではないかと考えました。
以上の2つのことから、空き家の利用を僕たちはすすめます。
(答弁)
土佐清水市では、少子高齢化による人口減少に伴いまして、空き家が増加しております。
現在、土佐清水市の空き家の活用策としましては、利用可能な空き家を所有者の同意のもと、県外・市外からの移住希望者に情報提供し、移住者用賃貸住宅として、活用しているところであります。質問の「空き家を活用しカフェをつくる。」とのことでありますが、市役所が空き家を活用して、カフェを運営するというのは現実的には大変難しいところであります。しかしながら、土佐清水市への移住者の中には、空き家を改修し、民宿やカフェなどを経営している方もおられますし、これから本市へ移住を考えている方々のなかにも、そういう考えを持っている方々が少なくありませんので、今後も所有者の同意のもと、空き家の情報提供に努めていきたいと考えております。
また、幅広い年代の人たちが集え、気軽に楽しく集まれる場としましては、下川口地区に集落活動センターを設立し、本年4月に旧下川口保育園を改修して、直販所や喫茶コーナーを設け、地域の方々の交流の場として活用しているところでありますので、休校中の校舎など現在利用していない公共施設の有効活用についても、今後検討していきたいと考えております。
次に「地元の食材を売る店をつくって雇用を創出し、地域活性化につなげる」という提案についてですが、まさにそのとおりであります。土佐清水市には新鮮な魚を中心に、おいしい食材がたくさんあります。しかしながら土佐清水市は、首都圏などの大消費地から遠く、また津波の浸水域という地理的ハンディがあり、企業誘致などは期待できないという状況から、本市の食を活かして地産外商を推進し、雇用を創出していくという考えのもと、地場産品の加工販売を行う、土佐食株式会社や株式会社土佐清水元気プロジェクトを設立して地場産業の復興と雇用創出を図ってまいりました。空き家を活用しているというわけではありませんが、この2つの会社では、本市でとれた食材を加工し付加価値を付け、市内外へ流通販売を行っておりまして、あわせて約200人の雇用が図られております。
今後におきましても、本市の強みを最大限に活かし、また、より多くの空き家の活用について研究・検討していきたいと考えておりますので、ご意見やご提案等があればまた教えていただきたいと思っております。
移動スーパーの運行について
(質問)
移動スーパーについてお伺いいたします。
現在の日本は少子高齢化が進んでいます。しかし、都会の方では少子高齢化が進んでいるにも関わらず、お店が近くにたくさんあって、移動スーパーもあるため、車を運転することのできない小さな子ども高齢者も必要なものがあればすぐに買いに行けますが、清水ではお店が近くに少ないため、買いたいものがすぐには買えず、小さな子どもやお年寄りなどが困っている状況にあります。私たちも近くにお店がないため遠いところまで買いに行かなければならないので困っています。そこで、私たちが提案するのは移動スーパーです。具体的には移動スーパーが来てまわってくれる回数や時間帯を変える。商品の入れ替えをすることです。
1つめの移動スーパーが来てまわってくれる回数や時間帯を変えるというのは、中学生は部活があるため、来てくれても時間帯が間に合わず、買い物することができないので、中学生でも買える時間帯を考えてほしいということです。
2つめの商品の入れ替えについては、日付ごとに売っているものの表を買いに来てくれた人たちに渡すようにすれば、自分の必要なものがあるかないかがすぐに分かるからです。ご検討をよろしくお願いします。
(答弁)
お店がない地域に移動スーパーを、とのご質問にお答えします。
おっしゃるように、以前は地域ごとにあった小売店、雑貨店がなくなり買い物に不便を感じる、特に高齢者が多いのではないかと思っています。平成24年から28年までの5年間でしたが、商店街の店主さんたちで立ち上げた任意団体がんばろう屋運営協議会による移動スーパー事業が実施されておりました。それぞれ、巡回する時間や持って行く商品など、出来るだけ消費者のニーズに合わせて実施されていたと思いますが、経営が厳しくなり残念ながら事業を取りやめたと聞いております。現在は市街地のスーパーや、三崎のスーパーによる移動販売が実施されていますが、エリアは限られているようです。これは、お客様が一人でもいたら行きたいけれど、経費以上の収益がなければ、なかなか行けなくなるというジレンマがあるということも、その方たちに聞いたことがあります。ご提言にあるような時間帯ではないようです。
お店がなくなった地域の皆さんが不便をきたしていると私たちも認識しながらも、市の直営で移動スーパー事業を始めるという計画は現在のところありませんが、今回の貴重な提案、例えばアンケートをとるとか、一覧にするとか、ということは、とても良いアイデアであると思いますので、現在実施されている事業者にはお伝えしたいと思います。また、将来的に事業実施に向けて検討するようになれば、今回のご提言を反映した仕組みをつくりたいと思って思います。
スーパーの高台建設について
(質問)
地域振興と防災についてお伺いいたします。
清水にあるスーパーなどの場所を見ると、低い場所にあり、震災が起きたとき食料不足になると思います。そうなった時を想定したうえで、高台にスーパーなどの店を建設することが必要だと思います。高台にスーパーなどの店を建てると、避難してきた人たちの食料も確保でき、棚などをよけることで生活するスペースにもなります。防災的な面だけではなく、高台に住む人たちも便利になります。こういったことから高台にスーパーなどの店を建ててもらいたいです。ご検討をよろしくお願いします。
(答弁)
震災時の食料不足の対応策として、高台にスーパーを建設してはどうか、とのご質問にお答えします。
おっしゃるように、津波被害がないと想定される高台にスーパーなどがあると、非常時には食料品や日用品等の提供をしていただくなどの提携が考えられますし、広いスペースが確保できるので避難後の生活支援にも繋がると思われます。みなさんの清水中学校がある清水が丘地区は住民もかなり多くなりましたので、お店があってもいいのではないか、と私も個人的にも思います。ただ津波被害がない高台であるため、土地の価格が外より高いと思われます。この地区は商業施設に関する特別な規制もないと確認しておりますので、経営が成り立つと判断されれば、必然と民間の方が進出してくれるのではないかなと期待もしたいと思っています。
避難路整備や防災かまど設置による防災対策について
(質問)
防災についてお伺いいたします。
土佐清水市を襲う南海トラフ大地震は30年以内に来るとされています。そのため、防災に関する教育が市内の学校でも進められています。それでもまだまだ課題が残っていると考えます。例えば避難路です。旭町の避難路は道が狭く、街灯がありません。浦尻の避難路は道が悪いです。街灯をつけたり道を広げたりといった避難路の整備を要望します。また、中学校では最近、防災かまどを設置しましたが、それを各避難所にも設置したらいいと思います。ご検討よろしくお願いします。
(答弁)
土佐清水市では、南海トラフ大地震への対策といたしまして、平成25年度より「高知県実践的防災教育推進事業」を導入し、児童・生徒の皆さんが自ら命を守ろうとする、防災意識の向上に取り組んでいます。
なかでも清水中学校では、平成28年度、29年度で「全国に先駆けて取り組んだ防災小説の取り組み」や「中学生が教壇に立って小学生に防災教育を教える出前講座」など、さまざまな特色ある取り組みを進めてきました。今後もさらに踏み込んだ防災教育を、皆さんと協力して推進していくつもりです。ご協力をよろしくお願いします。
津波避難路につきまして、土佐清水市では、平成24年12月に高知県が発表した、南海トラフ巨大地震による津波浸水予測に基づいて、各地区で津波避難計画づくりのためのワークショップを開催し、地区の要望をもとに、津波避難路96か所、太陽光発電式避難誘導灯107か所の整備計画を立てました。その計画をもとに、平成25年度より整備をはじめ、昨年度一定の整備は完了しました。
一例として、旭町、浦尻の避難路についてのご指摘ですが、各地区の避難道は整備後、地域の自主防災組織が管理しています。簡易な整備や維持管理、誘導灯の追加などは、市からの補助金を使い、自主防災組織が出役で行うことができる制度があり、それを利用しての整備をお願いしているところです。
また、防災かまどにつきましては、昨年度、清水中学校の防災リーダー研修の一環として、自主防災組織と防災士会の協力を得て清水中学校に設置しました。これは、災害時に炊き出し用として使用でき、普段はベンチとして使える優れたものだと思います。
現在市では、備蓄品の整備の一環で、移動できる簡易なかまどを二次避難所に備蓄するよう進めていますし、各地区の自主防災組織でも購入されてきた経過があります。避難が長期化すれば、暖かい食事は必ず必要となってきます。昨年度中学校に設置したような固定型のもので対応できる場所、持ち運びができる簡易なもので対応したほうが良い場所など、さまざまだと思いますので、必要なものを精査して今後の整備に活かしたいと思います。
指定避難所以外の食糧備蓄と物資不足対策について
(質問)
地震発生後の物資について質問します。清水のほとんどの避難所に物資が準備されていますが、物資が足りない地域があるかもしれません。また、地震発生後には道も分からなくなり、指定の避難所に行くのも難しくなります。物資が足りないことと、指定の避難所以外の食糧備蓄についてこれから増加するなど、何か対策をお考えならば教えてください。
(答弁)
南海トラフ大地震と津波につきましては、土佐清水市にとって避けては通れない問題であります。本市の備蓄物資については、「地域防災計画に基づき、必要な緊急物資の確保体制を整備する」、とされており、各地区の防災拠点施設や二次避難所に、食糧や水をはじめ生活用品や発電機などを計画的に配備しているところです。
地震発生後の食料は1日3食分を市で準備し、以降は全国より送られてくる食糧・物資で対応していきたいと考えています。現時点で、食糧備蓄は準備が整っていると考えており、そのほかの物資につきましても、今年度、発電機やテント、ポータブルコンロや食器セットなどを追加配備する計画で進めています。
指定の避難所以外への食糧備蓄ということですが、現在市では、防災拠点施設に備蓄し、順次2次避難所への備蓄を進めています。備蓄食料には賞味期限があり、買い替えを行っていく必要がありますので、それ以外の場所への配置は金銭面、管理面などから難しいと考えています。
災害の状況によれば、指定避難所に避難できない場合も想定されますので、日頃より市民の皆さんに対して、家庭内備蓄を最低3日分準備していただきたくあらゆる機会においてお願いしているところです。皆さんにつきましても、家庭で3日間は食べていけるような食糧備蓄を検討していただくようによろしくお願いします。
老朽化空き家による避難経路阻害防止策について
(質問)
南海トラフ巨大地震の対策について質問します。
現在の土佐清水市では南海トラフ巨大地震について、市全体で考える必要があると思います。土佐清水市は多くの若い人達が清水から離れているので、空き家が増えています。調べた結果、平成25年の調査によると土佐清水市では全住戸9,570戸に対して、空き家数2,660戸になっています。空き家は老朽化が進み、南海トラフ巨大地震の発生時、倒壊する可能性が高くなり、住民の避難経路を塞ぐかもしれません。そういう被害をなくすために、どういった対策を立てていますか。
(答弁)
近い将来必ず起こるといわれている、南海トラフ巨大地震への対策は、市全体で取り組まなければならない重要な課題です。
ご指摘の、空き家が市内でも非常に増えておりまして、対策が必要ではないかと考えております。家屋倒壊等の危険性に関する問題ですが、既存住宅の耐震化については、最初に来る地震の揺れから命を守るために重要な取り組みですし、その後に襲ってくるであろう津波から、避難場所に逃げる為には倒壊の危険性がある老朽住宅やブロック塀の撤去などが必要となってきます。
その対策として、土佐清水市では、住宅の耐震化、老朽住宅やブロック塀の撤去などに補助金を出し、対策に努めています。その実績は、住宅の耐震改修が平成22年度から平成30年度までで122件、老朽住宅の除去が平成25年度から平成30年度までで131件、ブロック塀の除去が平成25年度から平成30年度までで66件となっています。
まだまだ、対策が必要な家屋やブロック塀があると思いますので、今後も取り組みを進めたいと思います。
高校の避難場所の安全性確保と代替策について
(質問)
南海トラフ巨大地震時の避難場所についてお伺いします。
今の土佐清水市の生徒たちは防災学習に積極的に取り組むことで、防災に対する知識や意識が向上していると思います。しかし、高校生である私たちの避難場所は学校の裏山か、コスモス付近の山となっています。もし高校前の加久見川にかかる橋が崩れたら、裏山に避難するしか術がありません。その裏山は斜面が急であり、頂上には生徒や教員が数日間過ごすには狭すぎるし、ヘリコプターは着陸できません。高校の高台移転の話がありますが、南海トラフ巨大地震はいつ起こるかわかりません。このもしもの対策について何か具体的な考えがあれば、お聞かせください。
(答弁)
土佐清水市では、平成25年度より、「高知県実践的防災教育推進事業」を導入し、児童生徒の皆さんが主体的に自らの命を守るために行動する、意識の向上に取り組んでいます。この取り組みが、今後保護者の皆さんや地域住民に広がっていく基礎となることを期待し、またその取り組みについて心強く感じています。
清水高校からの避難場所は、第一に国道沿いの「足摺環境衛生入口」へ逃げるとなっており、加久見川にかかる潮江橋が通れない場合は、高校の裏山に逃げる、と聞いています。
高校から第一の避難場所に逃げるには、正門前の市道にかかる潮江橋が唯一の川を渡る手段となります。この橋につきましては、落橋防止のため平成25年度に落橋防止対策工事を行っておりますが、100%落橋しないとは言い切れません。その時の状況に応じて適切な避難をお願いします。高校裏山へ避難した場合は、津波が収まった後、安全な経路を探し、二次避難所である清水中学校へ避難していただきたいと思います。
大地震が発生したら、まずあわてずに状況を見ながら、最も近い場所に逃げていただく、そして津波が引いたら、危険を避けて二次避難所まで逃げる、を実践していただきたいと思います。
イベント参加者増加に向けたホームページ活用について
(質問)
土佐清水市にはあしずり祭りや、産業祭、足摺きらりなど様々なイベントがあります。僕もそのイベントに足を運んで、楽しませてもらっている一人です。ですが、色々なイベントに足を運んでいると、来てくれる人が少ないなと感じるイベントが、多々ありました。折角、市が主催しイベントの内容を考え、予算を立てて開催しているイベントなのに来てくれる人が少ないです。ということは、お金を落としてくれる人が少なく、土佐清水市の利益に繋がっていないという事ではないでしょうか?
そこで僕はその原因として、ホームページの活用の見直しと、イベント広告の見直しを提案したいと思います。僕が以前、土佐清水市のホームページを見たとき、更新の頻度が低いなと感じました。もう少し定期的に細かなことでも掲載することで、魅力溢れる土佐清水市のことをもっと知ってもらえるので、観光客が増え、土佐清水市の活性化につながるのではないかと考えました。このことについてお考えを、お聞かせください。
(答弁)
今お聞きしておりますと、市が主催するイベントにはよく参加いただいているようで嬉しく思います。その時に感じたことが今回のご質問、ご提言に繋がっていることがよく分かりました。まずはお礼を申し上げます。ありがとうございます。
それでは、市が主催するイベントの広告方法にもっと工夫が必要ではないか、ホームページの活用の見直しを、とのご質問にお答えいたします。
私も改めて、市ホームページの更新方法について確認いたしました。ホームページへのイベント等の開催広告やニュースは、担当課からホームページ管理担当者に依頼をかけて更新、掲載される仕組みとなっており、課によってはホームページの活用頻度の差があるのが現状のようです。
ホームページ管理担当者によりますと、直近の7月、及び先月6月のデータから一日当たりおよそ22,400から2,500ものアクセス数があります。言われるように、このホームページを活用しない手はないと私も思います。担当課によって差がないよう、まずはホームページをもっと積極的に活用することを徹底したいと思います。それぞれの課が活用することで、ホームページの頻繁な更新に繋がり、見る方には新しい、興味あるものになると思います。貴重なご提案をありがとうございました。
また、イベントへの参加者数が少ないのではとのご指摘もいただきました。先ほど申しましたように、ホームページでの広告が十分でなかった事も要因かと思いますが、例えば、開催時期を選ぶ内容のイベントについては同じ日に二つのイベントが開催せざるを得なかったことや、招聘する講師など相手の日程に合わせることにより、どうしても他のイベントとの日程調整ができなかったこともあり、結果、参加者数が少なかったイベントもあったように思います。今後におきましても、可能な限り、イベントの開催による効果、併せて参加者が多くなるような工夫、努力をしていきたいと思います。
これからもイベントには積極的にご参加いただき、また、友達、お知り合いの皆さんにも広くお知らせいただければと思います。
早速ですが、今度の土曜日には本市最大のイベントのあしずり祭り花火大会が予定されています。例年天気が心配されるところですが、今年は今のところ大丈夫そうですので、市内外問わずお知り合いに声を掛けて頂き参加して頂きますよう、よろしくお願いします。
避難時のあかり確保のための街灯設置について
(質問)
災害時のあかりについて質問します。
あかりは災害が起きた時に必要不可欠なもので、あかりがないと高台へ避難する上でとても困り、素早く避難することができなくなると思います。
たとえば、以布利バイパスの道路には街灯が1つもなく、自転車や車で通る際は暗く怖いです。以布利の人達は、高台の消防署に避難をする人が多く、その際に道路にあかりがないと困ると思うので、街灯などのあかりを設置してほしいです。
(答弁)
ご質問がありました箇所は、国道 321 号の以布利トンネル北口から土佐清水市消防本部までの区間に関する事を確認させていただきました。国道 321 号の道路管理者は高知県ですので、幡多土木事務所土佐清水事務所に、道路照明の設置基準を確認いたしました。見通しが悪く危険な箇所に道路施設として整備しており例えば、交差点、横断歩道、急な縦断勾配の変化する箇所、急カーブの箇所等に設置している、とのことでした。また道路照明の本来の目的は、夜間、道路利用者が安全、快適に通行できる様に、 道路状況・交通状況・障害物の識別などの良好な視覚情報を確保することにあります。
この区間の現状を確認してみますと、道路照明灯が2基、また国道321号の歩道に隣接する箇所に防犯灯が 1 基あることを確認しました。質問にありますように、災害時に避難する際の「あかり」の確保という点からすると課題はあると思いますが、道路管理者の高知県や避難道等の主管課であります土佐清水市危機管理課と今までと同様に課題を共有して問題解決に向けていきたいと考えております。
ごみリサイクル推進について
(質問)
土佐清水市のゴミについて質問します。
僕は、土佐清水市は宿毛市などの他の市町村と比べてゴミのリサイクル率が悪いと聞いたことがあります。ゴミを捨てる時にビンやカンを可燃ゴミと一緒に捨てている人もいて、それによりゴミの量が多くなり、ゴミを燃やす時の費用が高くなっています。なので、僕はリサイクルに力を入れると、ゴミを燃やす費用も少なくなり、市のためにもなると思いました。しかし、一方でリサイクルをするのにも高い費用がかかることも知りました。僕はリサイクルに力を入れた方がいいと思うのですが、今後自分達はゴミの処理の仕方をどうするのが良いのか、どのような取り組みを考えているのかお聞かせください。
(答弁)
「土佐清水市は近隣の他市町村と比べてゴミのリサイクル率が悪いと聞いたことがある」と、心配されているようですが、幡多クリーンセンターに持ち込まれています、6市町村のごみのリサイクル率を過去5年ほど確認いたしましたが、良い方から2番目ですので安心して下さい。
現在、市が月に一度回収していますリサイクルゴミのうち、缶は尻貝の清掃センターでプレスをして市内業者に売却しています。直近、3年間で2,259,105円が市の収入になっています。こういう、良い面もありますが、ビンについては、リサイクルするために、市がお金を払い業者に引き取ってもらっていますし、幡多クリーンセンターに持って行くペットボトルや蛍光灯等リサイクルゴミの中には、リサイクルするために市がお金を払っているものもあります。
このように、リサイクルをするには、もちろん費用がかかりますが、「分ければ資源、混ぜればゴミ」となりますので、リサイクルに力を入れるとゴミが減り、ゴミを燃やす費用も少なく市のためにもなり、環境への負担も少なくなりますので議員の言われるとおり、私もリサイクルに力をいれるべきだと思います。
また、リサイクルという言葉は広く知られていますが、環境分野では、その他にリデュース、リユースがあり、リサイクルとあわせて、この3つの言葉の頭文字をとって、スリーアールと言っています。
リデュースとは、物を大切に使いゴミを減らすこと、たとえば、必要ない物は買わない、買い物にはマイバックを持って行くことなどです。リユースとは、使える物は繰り返し使うこと、たとえば、詰め替え用の品物を選んだり、いらなくなった物を譲り合うことなどで、これらのことにも取り組んで行く必要があると思います。
小さいことのように思われるかもしれませんが、一人ひとりが暮らしの中で、このスリーアールに積極的に取り組んでいくことが大切であり、そのことによって、ゴミを減らすことができ、ゴミの焼却や埋め立て処理による環境への負担をできるだけ少なくすることができると考えています。
今日から、学校や家庭、日々の暮らしの中で、まずは、物を大切に使う、買い物にはマイバックを持って行く、必要なものだけ買う、など、自分たちにできることから始めてみてください。
市民課としましても、市の広報などを活用して、リサイクル等スリーアールの必要性を広く市民の皆様に周知していきたいと考えています。
高齢化による生活課題への支援体制について
(質問)
高齢化についてお伺いします。
「高齢ドライバー」、「老老介護」などといったワードに関連するニュースをよく耳にします。「高齢ドライバー」というワードでは、アクセルとブレーキの踏み間違いで事故が起きたり、「老老介護」というワードでは、高齢者が高齢者を介護して、ノイローゼになったり、耐え切れずに自殺してしまったりなど、とても悲惨な事故や事件が多発しています。他県では、高齢化で増える事故や事件のために立てられた対策がたくさんありますが、少子高齢化が進んでいるであろうこの土佐清水市で行っている対策や、お年寄りが安心して暮らせるための支援など、土佐清水市ならではの高齢化対策をお聞かせください。
(答弁)
本市の高齢化率は平成31年4月1日の時点で47.8%と、国の高齢化率28.1%を大幅に上回る高齢化率となっており、国の推計では、2060年に高齢化率が38.1%を迎えることとなっていますが、本市の高齢化率は、平成23年(2011年)にすでに38.2%に達していることから、国よりも約50年先を進む高齢社会モデルとなっています。
さらに本市の世帯状況をみると、4月1日時点で全7,304世帯のうち、約半数となる50.5%の3,687世帯が、一人暮らしを含めた高齢者のみで暮らす世帯であり、高齢者のいる世帯となると4,793世帯、全世帯の約65.6%にもなる状況となっています。こうした状況も踏まえながら、本市では、住民自らが地域で介護予防や支え合い活動を行い、高齢になっても、いつまでも住み慣れた地域で生活を続けられるよう、本市独自の取組を進めています。
その取組の一つが認知症の方への、見守り支援員の派遣事業です。認知症であっても、周りのちょっとした気配りや見守りで、在宅生活が可能であることから、養成研修を受け、登録された「認知症見守り支援員」が家庭を訪問し、話し相手や見守り支援、外出支援等、日常生活を送るのに支障がある認知症高齢者と、その家族の皆さんが安心して暮らせるよう、生活支援を行っています。
家庭への訪問時には、見守り支援員が気になったことなど、その都度、記録し、内容を家族に伝えたうえで、その後の支援内容について検討、より適切な支援が行われるような体制もできており、家族の方からは、見守り支援員が来てくれた日は、「いつもよりしっかりしている」、「元気になっている」などの感想も届いておりますが、支援をうける方はもとより、支援を行う支援員も、「利用者や家族の方から喜んでもらえることに喜びを覚え、励みになっている」と伺っています。
また、体力が衰え、気力の減退等から日常生活を送ることが困難になっている、または困難になる可能性のある高齢者に対し支援を行う「生活支援サポーター」の派遣事業も実施しています。
養成研修を受け「生活支援サポーター」として認定をうけた市民が、「誰か手伝ってくれたら助かるのに」といった日常生活での、掃除や洗濯等の家事に関する支援や、散歩、買い物の付添などの外出支援、話し相手になるなど、高齢者の暮らしのお手伝いをしています。平成30年度の派遣実績をみると、認知症見守り支援員の派遣は、624回(利用者35人)、生活支援サポーターの派遣は、150回(利用者12人)であり、支援員等の登録数は6月末で認知症見守り支援員が58人(7月末には74人予定)、生活支援サポーターが39人となっています。なお、7月に認知症見守り支援員の研修があり、多くの方が受けてくれましたので、近いうちに15人くらい登録者が増える見込みになっています。
今後につきましても、支援員、サポーターの研修を継続し、さらにフォローアップを行うなど、住民参加の支え合い活動を活発化し、関係機関との連携・協力により、それぞれの機能、役割を生かした切れ目のない支援体制をつくることで、高齢者の皆さんが住み慣れた地域で安心して暮していける「地域で支える体制づくり」の取組をさらに進めていきます。
高齢者の安心づくりについて
(質問)
土佐清水市で行われている高齢者対策について質問します。
今、土佐清水市だけではなく、日本全体で高齢化社会が問題にされています。ここ最近のニュースでも、高齢者の運転事故が話題となっていました。こうした高齢者の問題を解決していく必要があると思いますが、土佐清水市ではどのような対策を立てていますか?また、これから増加するであろう高齢者の問題についてどうお考えですか?
(答弁)
前段で健康推進課長が本当に丁寧な答弁がありましたので、土佐清水市が行っている高齢化対策については理解をしていただいたと思うのですが、この計画をどのように作っているかご存じでしょうか。
高知県では、「日本一の健康長寿県構想」として、県民の誰もが住み慣れた地域で安心して、暮らし続けられるためにということで策定をしています。一方、土佐清水市では、「高齢者福祉計画第7期介護保険事業計画」を策定しています。この計画に当たっては、市内の65歳以上の高齢者のお宅に5,661人に対しまして、アンケート調査をして、それから病院の先生とか介護施設の施設長とか、それから老人クラブの会長、婦人会の会長、市民のみなさん、当然行政のメンバーも入りまして、この高齢者福祉計画を作りました。簡単に説明をさせていただきます。ちょっと目立つように、小道具を持ってきましたので、これが土佐清水市の高齢者福祉計画の基本理念、重点目標、そして基本目標、基本施策、こういったものを簡単にとりまとめたものであります。基本理念としては、「地域でいきいき安心土佐清水」そして重点目標に、「土佐清水版地域包括ケアの進化推進」こういうものを目標に掲げております。これはなかなか解りずらい言葉なんですが、土佐清水市の実情にあった医療、介護、福祉、こういった総合的な関係機関が連携して、高齢者のためにこの計画を進めていく、こういう目標であります。基本目標が「病気や要介護状態になっても安心土佐清水」これはどういうことかと言いますと、先ほど言いましたように、医療、介護、特に在宅、これが連携することで、お年寄りがいつでもこのサービスを受けれる。こういった介護サービスの充実、サービスの提供をしていく、ということを掲げているとこであります。
それから、土佐清水市型介護予防で元気に暮らし続ける、これは病院に行きながら、時々介護も受けながら、生まれ育った地域で自分の家で暮らしていける仕組みを作るということで、先ほど健康推進課長からも説明がありましたが、病気にならない、施設に入らない、そのためにはどういう取り組みをしているかというと、「いきいきサロン」とかあったかふれあいセンターのお話もあったと思います。市内49か所で、お年寄りが集まって、いきいきサロンで健康体操をしたり、生きがいづくりとか、コーヒーを飲みながら色々なおしゃべりしたり、食事をしたり、そういう取り組みが市内の49か所で行われています。地域でいつまでも暮らしていける仕組みを作っているわけであります。
それから、「地域で見守り支えあう土佐清水」ということで、先ほど丁寧な答弁がありましたが、サポーターとか、認知症の問題、こういった問題を解決するために、「地域でお年寄りを支えていく」と「隣近所で見守っていく」と、こういう取り組みをしているところであります。計画書には、本当に細かいところまで、課題とか現状も分析もしながら、どうしてやっていくのかということもまとめていますので、また興味があれば一回読んでいただきたいと思います。
交通網整備について
(質問)
土佐清水市の交通網についてお聞きします。
私がお聞きしたいのは土佐清水の交通網についてです。土佐清水の交通網で私が疑問に思うことは、全体的に不便な部分が多いのではないかということです。理由としては、駅がない、他の市町村に行く便が少ない、交通費が高いなどの点です。また、高速道路もつながっていないため、高知市へ行く時にも時間がかかりますし、交通費もかかります。ですので、私は交通網をもっと改善したら自分たちの生活も便利になるし、観光客もたくさん来て下さるのではないでかと考えました。交通網の整備について、ご答弁をお願いいたします。
(答弁)
現在、本市が行っている交通政策(公共交通)は、市民の生活を支える移動手段の確保として、列車(土佐くろしお鉄道)や路線バス、デマンドバス、スクールバス等への支援を行っていますが、少子高齢化による人口減少のほか、体が不自由であったり、認知症が進み、公共交通を利用できない高齢者が増加したことなどによって利用者が減少し、国・県・市などが赤字補填として、補助をしなくては経営が成り立たない交通網ばかりなのが現状であります。これは土佐清水市だけではなく、都会以外の全ての地方自治体で言えることで、多額の公的資金を投入しないと公共交通を維持できないというのが現状であります。土佐清水市では、これらの公共交通の維持費として年間約1億5,000万円を支出している状況であります。都会に比べるとバス等の交通費は高くなっておりますが、買い物・通院等の「市民の移動手段」を維持するため、現行の便数を確保しつつ、効率的な運行形態となるような対策が必要と考えております。
そのようななか、「いつまでも移動手段の確保に対する不安を持つことなく、明るく、豊かに生活できる土佐清水市」を実現するため、昨年「土佐清水市地域公共交通網形成計画」を策定し、今年度から5年間の計画で公共交通網全体の様々な課題解決に向け、「利便性の向上」や「利用環境の改善」に向けて、各種取り組みを推進していくこととしておりますし、またバスの乗り方教室などの際に、市民との意見交換などから、移動手段に関する意見や要望を聞き取り、効率的でニーズに沿った公共交通網の再編に繋げていきたいと考えております。
次に本市が実施しているものではありませんが、本市へのアクセスのひとつでもあります高速道路について、少しお話をさせていただきますと、昨年平成30年度は、黒潮町(旧佐賀町)の片坂バイパスが開通し、黒潮町拳の川まで高速道路が延伸されております。今年度は黒潮町大方から四万十市までの区間が新たに事業化が決定しておりますので、完成時期は未定ですが、将来的には高知市から宿毛市まで高速道路で繋がることとなっております。
本市は、地理的にどうしても鉄道や高速道路で繋がるということは厳しい現状がありますが、その分豊かな自然や新鮮な食材、美味しい食事など、魅力的な「土佐清水市」を情報発信し、遠くてもわざわざ行きたいと思っていただけるような取り組みを推進してまいります。
豪雨災害への事前対策と減災計画について
(質問)
例年起こっている豪雨災害について質問します。
今年の梅雨は一か月ほど遅く来ました。梅雨は季節を感じさせ作物に恵みをもたらすものですが、それと同時に大なり小なり豪雨による災害が毎年起こっています。土砂崩れに洪水被害等、雨による被害は様々考えられますが、土佐清水市では具体的にどのような対策を立ててあるのか、早期解決できる見通しなどがあるのかも含めてお答えいただきたいと思います。
(答弁)
土佐清水市の年間降水量は約2,000mmであり、風水害も多く豪雨等による災害が多い地域です。夏から秋にかけての台風シーズンには、台風の北上経路にあたることが多く、過去には暴風雨による被害を受けたこともあり、毎年、風水害による被害が懸念されており、高潮や河川の氾濫にも注意を要します。
雨による被害を防ぐための対策ですが、例えば宅地の裏の斜面を守るためにコンクリート擁壁を施工し斜面が崩壊しないようにする事業があります。また河川においては堆積している土砂を事前に取り除くことにより河川断面を確保することが減災になると考えております。
道路については崩壊の危険がある斜面を事前にコンクリート擁壁等で強固な構造とすることで事前対策がとれますし、市街地の豪雨による冠水対策として、冠水が予想される箇所では流量計算を行い排水計画を立て、豪雨の際に側溝から溢れにくい構造としております。
これらの事業を計画的に実施しておりますが、近年では想定外の大雨等による災害が起こっており、限られた財源の中ではありますが、有効でかつ効果的にこれらの事業を進めてまいります。
孤立集落発生時の対応策について
(質問)
災害時の対応についてお伺いします。
地震や土砂崩れなどの災害が発生した場合に、斧積など市街地から離れた場所や周りが山に囲まれていて交通網が寸断されてしまう可能性がある地域などでは、高い確率で数日間孤立してしまうのではないかと言われています。あってほしくはありませんが、もしそういった災害が発生してしまった場合、具体的にどういった対応を考えておられるのか、また、そういった災害を想定した訓練などが行われているのかお聞かせください。
(答弁)
今年の7月3日の午後4時から午後5時までの1時間に23mmの雨が降り1日では76mmの降雨があり、7月3日の午後5時過ぎに、斧積と上野の中間地点で、市道の斜面が崩壊して道路に土砂と木が道を塞ぎ通行止めとなりました。通行止めの期間は、7月3日の午後5時30分から7月9日の午後1時までが全面通行止めとなり大変ご迷惑をおかけいたしました。
現在は仮設防護柵を設置しており、一般車両等の通行が出来るようになっており、今回の豪雨災害については国の補助事業である公共土木施設災害復旧事業に申請を予定しており、現在、まちづくり対策課の職員による測量、設計、積算を行っております。今回の豪雨による災害では、幸いにも集落の孤立は免れましたが、今後、豪雨や地震、津波等により交通網が寸断される可能性はまったく無いとは言えません。実際に交通網が寸断されるような災害が起こった場合の対応ですが、緊急物資などの受け入れを迅速に行えるように最低限の瓦礫処理、土砂の移動を行い救援ルートを切り開くことが必要となります。道路を切り開くことにより、病院に負傷者を搬送し支援物資を避難所に届け命を繋いでいくためには、そこへ至るルートを早期に確保することが何より重要と考えております。
災害を想定した訓練ですが、2年に1回の訓練を行っており、今年度は10月27日の日曜日に土佐清水市総合防災訓練及び市内一斉津波避難訓練を実施する予定であります。大規模な訓練となっておりますので、浅尾議員におかれましても、ご家族ご友人をお誘いのうえ、ぜひお越しくださいますよう、よろしくお願いいたします。
少子高齢化・人口減少対策について
(質問)
少子高齢化・人口減少についてお伺いします。
土佐清水市の人口についてHPを見たところ、昭和30年度には31,623人だった人口が、2019年5月末の人口は13,507人、そのうち15歳以下は全体の7.9%、高齢者とされる65歳以上は全体の47.9%となっていました。この現状に対し、どのような対策を考えておられるのか、また、すでに実施していることなどがあれば聞かせてください。
(答弁)
この質問に対しましては、先ほど詳しく説明をいたしましたが、本当にこの少子高齢化・人口減少、土佐清水市の喫緊の課題でありまして、これをいかに止めるかというのが、今一番の課題であると認識をしております。人口が減少すれば、どうしてもやっぱり経済が縮小する、そして産業が衰退する、もう負の連鎖といいますか、人口が減少することによってどんどん悪くなる、この流れをいかにして止めるか、というのが一番の課題であります。
まずは、若い人に残ってもらう方法、これを考えなければならないと思います。雇用対策、そしてまた残ってもらえたら、「出会い」の場をどう作っていくのか、そして、結婚、出産、子育て、教育、こういった環境をいかに整備していくかということで、色々今取り組みをしております。例えば、子育てについては、高校までの医療費の無料化、これは県内の市でも土佐清水市だけです。また、10月から保育料も無料になります。保育料が無料になって、今度保育園の給食費、これも無料にする方向で検討しているところです。それから、赤ちゃんが生まれれば、粉ミルクや紙おむつなどを無料で助成をする手厚い制度もあります。また、生まれた新生児の支援事業といたしまして、保健師や医療関係者によるきめ細やかな訪問サービス等も行っています。教育環境の充実として、奨学資金制度の取り組みがあります。この制度によって大変救われたという方がたくさんおりますので、引き続いて、充実をさせていかなければならないと思っております。学校給食も昨年の6月からスタートいたしました。高校の高台移転ということも、具体的に前に進んでおります。
そういうふうに、一連の雇用があって出会いがあって結婚して出産して子育てをして、そうやってこの環境を整備することによって、少子高齢化、またお年寄りの皆さんも、先ほど話がありましたが、住み慣れた自分の故郷でいつまでも人間としての尊厳とそして誇りをもって暮らしていける。そういう町を作ることによって、少子高齢化・人口減少、そういったものに取り組んでいきたいと思っております。
ぜひ皆さんのまた「市長、こんな方法もありますよ」と言うようなことがあったら、ぜひご提言もいただきたいと思いますし、一緒にこの問題に取り組んで行きましょう。

