平成30年度 質問と答弁(一部抜粋)
- 観光スポット活用と特産品開発について
- 地域イベントの県外集客強化について
- イベント拡充と興行施設整備について
- 海岸のゴミ問題と対策について
- 清水ヶ丘へのコンビニ・スーパー設置について
- 自転車走行時の道路段差解消について
- 市から村への移行可能性と人口減少対策について
- 加久見地区の地震時避難環境改善について
- 空き家の活用方法について
- 避難訓練参加者増加と防災意識向上について
- 独居高齢者支援と地域交流施策について
- 災害時の水不足対策について
- 災害時の医療体制について
- 観光客減少の理由と誘致策について
- 土佐清水ワールドの成果と地域活性化策について
- 交通政策とアクセス改善について
- 施設・イベント予算と観光活性化計画について
- 高齢者避難場所の整備とブロック塀安全対策について
- 災害備蓄倉庫の設置について
観光スポット活用と特産品開発について
(質問)
観光商工課長にお伺いいたします。
土佐清水市には、足摺岬などの観光スポットがあるので、それを活かしたスタンプラリーやバスツアーを企画したらいいと思います。
また、そのスポットならではの商品を売るのはどうでしょうか。例えば、足摺岬なら椿の花が有名なので、椿の花を使ったハーブティーなどを売り出すのも良いと思います(答弁)
土佐清水市は、海岸線のほとんどが足摺宇和海国立公園に属し、断崖に白波打ち寄せる足摺岬や、日本で初めて海中公園に指定された竜串など、多くの観光地があり年間を通じて約69万人の観光客が訪れています。
高知県では、昨年より「志国高知幕末維新博」という歴史を核とした観光キャンペーンを実施しておりまして、土佐清水市でも地域会場として、あしずり港にあります「ジョン万次郎資料館」をリニューアルしました。その資料館を中心に、ジョン万次郎生誕地であります中浜などを結ぶ「漁船タクシー」の運行や、レンタサイクル事業をおこなっています。
また、ご提案のありましたスタンプラリーですが、市内の飲食店や宿泊施設、体験メニューなどを巡る「足摺・竜串まるごとスタンプラリー」や、市内にある宗田節を使った料理を提供する21店舗を巡る「宗田節ロード」というスタンプラリーもすでに実施しているところです。
県外からのバスツアーにつきましては、市内の宿泊施設などを中心に、直接旅行会社に誘致活動を行っております。しかし、需要の多い大阪など関西圏からのツアーバスは、距離の関係で交替運転手が必要となっていまして、その分料金設定が高くなり、苦戦しているのが現状です。
また、公共交通機関を利用する観光客の皆さん向けには「四万十・あしずり号」という幡多地域を回る観光バスも運行しているところです。
椿の花を使ったハーブティーなど本市ならではの商品開発を、という提案をいただきました。足摺岬に群生するヤブ椿は、足摺岬灯台と相まって足摺岬を象徴する景観です。現在は、椿の種から作った椿油が商品化されているところです。ハーブティーなども面白いかもしれません。国立公園区域なので採取が可能かどうかなど問題点はありますが、研究してみる価値はあると思います。
いずれにしても、本市を訪れる観光客は減少傾向にあるのが現状であり、今ある観光スポットや食材、イベントなど本市の魅力を磨き上げ、それを使ったスタンプラリーや特産品の開発などに取り組み、より多くの観光客の皆さんに来て頂けるよう頑張りたいと思います。
地域イベントの県外集客強化について
(質問)
今、土佐清水は有名なイベントがたくさんあります。例えば、産業祭やあしずり祭りなどが代表的で、他県からもたくさんの人が来てくれています。
その一方で、土曜夜市やジョン万祭りは、清水の人たちには、すごく人気ですが、他県からたくさんの人が来てくれているとは言えません。なので、そのイベントを継続していくためにも、インターネットへの掲載や新聞社との連携でもっと他県や他の地域の人に来てもらえるんじゃないかと考えました。
(答弁)
土佐清水市では、市民向けのものを含めて多くのイベントを開催しています。あしずり祭や産業祭、土曜夜市、海の元気まつり、竜串奇岩フェアなどが代表的なものです。あしずり祭、特に花火大会には、主催者発表で見学者は5万人を超えておりますし、産業祭も二日間で1万7千人を超える参加者があります。
イベントの内容によって、ターゲットが市外・県外客のものもあれば、市民向けのものもありますが、開催する以上は、より多くの皆さんに参加してもらうことが必要です。
スマートフォンなどが普及した現在では、集客するにはSNSが最も効果的な手段だと言われています。本市でも、ホームページへの掲載やフェイスブックでの情報発信など、多様な方法でイベント等の周知を行っていますが、今からも時代にあった形で市内外に情報発信を行い、より多くの皆さんに本市の魅力をアピールしたいと思います。
イベント拡充と興行施設整備について
(質問)
土佐清水市のあしずり祭には、毎年県外からもたくさんの人々が花火を見に来ます。花火1万発というのは、あしずり祭の一番の魅力だと思うし、人々もこれに引きつけられて清水に足を運ぶのだと思います。
しかし、土佐清水市の他のおまつりやイベントには県外からのお客さんが少ないように思います。そのため、あしずり祭のような県外の人にも来てもらえるようなイベントを増やしたり、今あるものを更に良くしするのはどうでしょうか。例えば、大岐の浜などでのサーフィン大会など清水の良さをアピールできるものです。
また、土佐清水市には興行施設がありません。興行施設があればもっと清水の収入も多くなるのではないでしょうか。例えば、清水の良さを生かした飲食店や施設をつくります。ジョン万資料館のように清水だからこそできる建物をつくるのはどうでしょうか。
このような理由から「興行施設、イベントを増やせないか」という提案をします。
(答弁)
本市では、観光客向けや市民向けに多くのイベントが実施されています。観光商工課が所管するものだけでも、5月の海の元気祭り、8月のあしずり祭、10月の足摺キラリ、12月の産業祭、2月の花へんろあしずり温泉ジョン万ウォークなどがあります。
新たなイベントを実施するには、日程調整や準備、関係機関との調整などに多くの時間が必要となります。より効果的に効果をあげていくことを考えますと、今あるイベントの魅力向上を図り、広くPRしてゆくことが誘客に向けた近道ではないかと考えます。
興行施設を作っては、との提案をいただきました。現在本市にある観光客向けの施設は、竜串にある足摺海洋館・海底館、市街地には足摺黒潮市場があります。また、今年4月には、あしずり港にあるジョン万次郎資料館をリニューアルしオープンいたしました。入館者は昨年に比べ大変増加しております。
新たな施設建設は、膨大な費用もかかります。また、地域の飲食店や商店街等を疲弊させる恐れもあると考えています。既存の施設や商店等と連携をはかり、今後は、対応していくのがベストではないかというふうに考えております。
イベント同様、今あるものの魅力向上を図り観光客の皆さんに多く訪れていただけるよう今後も検討を続けていきたいと思います。
海岸のゴミ問題と対策について
(質問)
私のクラスでは土佐清水市をより良くするために、良い点と改善点について話し合いました。私達は、清水の一番の魅力は海や山などの自然だと考えました。その一方で清水は海のゴミが多いという意見が出ました。
例えば、鹿島神社付近の海はゴミが多くて、にごっているのが少し気になります。
その一つの原因はポイ捨てであると思います。これを改善するために、ポイ捨てなどをしないことを心がけるのはもちろんですが、ポイ捨てをできない環境をつくるために清水の各場所にゴミ箱を設置することと、ポイ捨て防止のポスターを作成し、ゴミが増えることについての影響などをたくさんの人に知ってもらってはどうかと考えました。
ゴミが減ることで、清水の魅力がより引き立つと共に、観光客も増えると思うので前向きに検討していただきたいです。
(答弁)
まず、「ポイ捨てをできない環境をつくるために清水の各場所にゴミ箱を設置すること」についてですけれども、私が市役所に勤め始めたころ、今から30年くらい前になりますけれど、公園や観光地、港などの公共の場所には、ごみ箱が置かれていました。しかし、現在はほとんど置かれていません。これは、なぜでしょうか。
ごみ箱を置くことにより、誰もがごみを捨てることにかえって無関心になり、ごみ箱からごみがあふれて散乱し、ごみ箱周辺の環境が悪化したり、また、家庭の生ごみなどをわざわざ公園のごみ箱に持ってきて捨てるというようなことまで起きてきました。これは清水だけでなく、全国で同じようなことが起きていました。
また、ごみが増えるに伴い、何もかもごみとして捨てるのではなく、ごみを分別して回収し、資源として再利用できるものはできるだけリサイクルしよう、という考えも広まりました。
このようなことから、公共の場所を汚さない、自分のごみは自分できちんと片づける、自分のごみは持ち帰って分別し処理をする、という考えから、置かれていたごみ箱は撤去されました。
確かに、ごみ箱を置けばポイ捨てが減るのではないか、という考えもあると思います。
昔はなくて今は必ずあるのが、ジュースなどの自動販売機の横にある空き容器回収ボックスです。これは、空き缶などがポイ捨てされるのを防ぎ、資源として回収し再利用をしようと、法律で置くことが義務付けられています。
しかし、もともとごみをポイ捨てすることは法律で禁止されています。「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」という法律で、廃棄物というのはごみのことですけれども、ごみをみだりに捨てたり、公園や道路や港など公共の場所を汚すことは、禁止されております。市でも「空き缶等の散乱防止及び環境美化に関する条例」、いわゆる「ポイ捨て禁止条例」を制定し、環境美化の推進や美観の保護をしていこう、と取り組んでいます。
市としましては、今後も、自分のごみは持ち帰り、自分で分別し、適正に処理をする、という考えをより一層市民の皆様に広げていくことで、ポイ捨てを減らしていきたいと考えますので、ご理解ご協力をお願いいたします。
次に、「ポイ捨て防止のポスターを作成し、ゴミが増えることについての影響などをたくさんの人に知ってもらってはどうか」とのことですが、これを見てください。
ちょっと見づらいかもしれませんが、「ゴミを捨てないで」「サバが泣いてしまいます」「清水をきれいに」と書かれています。これは去年、清水中学校2年生のイベント班の方々が作成してくれたものです。環境課にも持ってきていただき、また、あちこちお願いに回って市街地の掲示板などに貼っていただいたものです。とてもありがたいことです。今ここで、あらためて感謝申し上げます。
市としましても、ご指摘のとおり、ポイ捨ての防止や、ごみの分別、ビン・カンのリサイクルなど、ごみの適正な処理について、広く市民の皆様にご理解いただけるよう、いろいろな方法で取り組んでまいります。今後とも清水の自然環境を守っていく取り組みに、ご理解ご協力をよろしくお願いします。
清水ヶ丘へのコンビニ・スーパー設置について
(質問)
僕の要望はコンビニやスーパーなどの店を作ってほしいことです。
自分は清水ケ丘に住んでいますが、買い物をする店がなく、わざわざ下まで降りて買い物をするのがとても不便です。近くにコンビニやスーパーなどの店ができたら、高齢者や周りの人にも便利になると思うし、災害が起きたときに、高台にスーパーやコンビニなどがあると、避難してきた人の食料にもなると思うので、コンビニやスーパーなどの店を作ってほしいです。
(答弁)
清水ヶ丘に買い物する店がなく、不便なため、コンビニやスーパーを建ててほしいとの質問でございますけれども、市がコンビニやスーパーを建てることはできないというのが現状でございます。家の近くで買い物ができれば便利であるとは思いますが、市内には地域内に店がないところもあり、そういう地域に比べれば、清水ヶ丘など市街地というのは格段に便利であるというふうに思っております。
コンビニやスーパーは出店に際しまして、立地条件として、集客力が高く、より利益が見込まれるところに出店されておりまして、2年くらい前に、某コンビニエンスストアから清水ヶ丘への出店についての問い合わせがあったようでございますけれども、実際には出店には至っておりません。恐らく、集客力の面で立地条件が合わなかったのではないかというふうに思っております。
今後、清水ヶ丘を中心に市街地で人口が増え続ければ、コンビニやスーパーが新たに建設することも期待できるところでありますが、コンビニやスーパーなど、今、市内に無い、そういうものを求めるのではなくて、清水に今あるものの良さに気づいて、それに更に磨きをかけるような取組、本市の食であるとか、自然を活かしたまちづくりというものを行っていきたいと思っております。
自転車走行時の道路段差解消について
(質問)
僕は、自転車で清水市内をサイクリングしているのですが、走行していると段差があり、1度こけたことがあったので、この内容を質問します。
市街地の方では、舗装されていますが、下ノ加江や竜串などの方に行く道などは、段差があって危ないので道路を新しいアスファルトにしてほしいです。
(答弁)
自転車で通行していて道路の段差で転倒したということであり、まずもって、お詫び申し上げます。申し訳ありませんでした。
ご質問の箇所につきましては、事前に場所をお聞きさせて頂きましたので現地を確認いたしました。下ノ加江の鍵掛クマチのバス停付近の道路に穴のある箇所と、横道の横道トンネルから西へ約300m附近の道路が下がっている箇所があることを確認いたしました。
市内の一般道路につきましては、主に国道、県道、市道がありまして、国道321号及び足摺半島を廻っている県道など9路線については、高知県幡多土木事務所土佐清水事務所が道路管理を行っており、その他の一般道路は市道でありまして、市役所が道路管理を行っております。
下ノ加江の鍵掛につきましては、国道321号でありまして、高知県が道路管理を行っていますので、路面補修の相談を幡多土木事務所土佐清水事務所にしております。また、横道の道路につきましては市道となっておりまして、市役所で道路管理していますので、言われるとおり、通行に危険と思われますので路面補修を行いたいと思います。
今回は貴重なご意見を頂きありがとうございました。今後も道路管理において、安全な通行が出来るよう努めていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。
市から村への移行可能性と人口減少対策について
(質問)
今の土佐清水市は、高齢者が多く、空き家が多いことがわかります。若者が都会に出て、戻ってこないのが原因だと考えています。人口の少ない今、土佐清水は市から村に変わる危険性があると考えています。このことについて、どのような対策をしていますか。
また、村になった場合、どのようにして市に戻そうとしていますか。教えてください。
(市長が「市から村になる可能性」についての質問に対し、反問権を行使し、質問の根拠を確認した。
議員は、学校の先生から「市になるには人口が約3万人必要」と聞き、自ら調べたところ原則5万人程度必要と知った。現在の土佐清水市の人口は約1万人であるため、市から村に変わる可能性があると考えたと説明した。)
(答弁)
全国においては814市があります。この中には、政令都市とか中核都市、それから東京の23区、こういったものも含めまして、814の市があります。市町村を含めたら1500は超えるんですが、市としては814の市があります。この814の市長で作っている市長会というものもあります。中には神奈川県の横浜市のように、370万人を超えるような、そういう大きな市から、県内においては高知市がいちばん大きい市で33万人、そういう状況であります。
一方、人口の少ない市のランキングといいますか、少ない順に並べてみますと、1位は北海道の歌志内市、ここは3千5百人くらいしかおりません。それから第2位が夕張メロンで有名な夕張市、ここは10万人位もともといたんですが、今はわずか8千8百人にまで少なくなってきております。それから3番目は、これも同じく北海道の三笠市、ここが9千人、そして4番目、赤平市、ここも北海道、1万1千人。ですから、人口の少ない順に並べてみると、1番から4番まで北海道の市が4市、並んでおります。この4市については石炭の炭坑ですね、国のエネルギー政策によって廃山になって人口が極端に減ったというのが、この北海道の4つの歌志内市、夕張市、三笠市、赤平市、この4つです。
そして、5番目に人口が少ないのが高知県の室戸市、1万3千5百人、そして6番目が土佐清水市でありまして、1万3千8百人と、こういうふうに土佐清水市は814の市のうちの人口の少ない順から並べて6番目となっております。
先ほど議員からも答弁がありましたが、市になるには市町村合併など特別な場合を除いて、人口5万人以上であることが、その他にもいくつか条件はあるんですが、そういう5万人以上という条件はありますが、先ほどのランキングを見てもわかるように、市になった後、人口が少なくなったからといって、途端に市が町へ、村になる、といった例はこれまでにはありません。
実際に全国814の市の内で5万人を切った、割っている市というのは、これも過疎化や少子高齢化、そういった理由によって271、814の市の内で271の市が5万人を割っているのが、日本の現状であります。全国で地方の人口減少が進んでおりまして、これが大きな課題となっているところです。
このような中、ご指摘のとおり、清水中学校や清水高校を卒業した生徒のほとんどが進学や就職のために市外へ転出をしている、市外へ出て行っているのが現状であります。一度、外へ出て行った人をいかに清水に戻ってきてもらうか、また、清水高校を卒業後、いかに清水に残ってもらうか、そういったことが大きな課題となっております。
そのためには、子育てや教育環境を充実・整備するのはもちろんのこと、やはり働く場所を確保することが一番であるというふうに考えております。
そのことを踏まえまして、土佐清水市では古くから、本市を支えて来た農林漁業、観光業などの基幹産業を復興させる、土佐清水市の特色を活かした雇用創出に取り組んできておりますので、ぜひ、皆さんにはそういった自分の働く、将来働く目的とか目標を見つけていただいて、ぜひ清水で残って働いてきてもらいたいと思っております。
その他にも、土佐清水市では移住の取組も推進しております。移住希望者への空き家の提供や移住ツアーの実施、県外での移住相談会への参加や地域おこし協力隊、移住相談員によるきめ細かいサービスと情報提供などにより、移住の実績は県内ではトップクラスで、昨年は38世帯、59人の方々が清水へ移住しております。
今後も、Uターン、そしてIターン、そういった人たちの来てもらうような取組、それから市外へ出て行った人がもう一回、このふるさと清水へ戻ってきてもらえるようなそういった取組を強めていきますので、どうかご理解をお願いいたします。
加久見地区の地震時避難環境改善について
(質問)
僕たちの意見は、加久見の地震対策をしてほしい、です。加久見は年配の方々が多く、地震が起きた時の避難所が山なので非常に逃げにくいと思います。なので山までの道のりに何か設けてほしいです。例えば、避難所にプレハブでもいいので雨風をしのぐものをつくってほしいです。地震が起きた時の天候はわかりませんし、雨に濡れて風邪をひいたり、雨での二次災害も起こるかもしれません。さらに、寝る場所が外なので何があるか分からないし、安心して眠ることができないと思います。動けないので余震などの要因でストレスが溜まっていくことも予想されます。なので、被災後の状態が全然違ってきます。この活動が実施されれば、たくさんの人が心からありがたいと思えると思うし、今は地震に向けての対策強化に力を入れていくべきだと思います。
この要望が叶えれば、これからの土佐清水の活性化も期待できると思います。
(答弁)
答弁に入る前に、市全体の「避難場所」と「避難所」について説明をさせていただきます。
まず「避難場所」は津波より一次的に避難する場所で、当然予想される津波高、本市では平均で16mから17mの浸水が想定されておりますので、それより高い高台や山に地元の皆さんと検討したうえで、市内全体で250カ所設定しております。
次に、避難所は津波の影響が収まった後に避難生活を送る場所として、津波浸水域外で耐震性のある公共施設、例えば清水中学校などの施設を17カ所設定しております。
さて、加久見地区の地震対策、特に避難場所の充実を、とのご質問でございますが、加久見新町、入沢町を含め加久見地区には10箇所の避難場所を地区と協議の上設定をしております。既設の道が利用できない場所へは避難道の整備や、ソーラー式誘導灯、避難標識の整備を行ってきており、津波到達時間内には避難場所まで避難できる形を整えております。
避難場所に風雨を凌ぐためのプレハブ建物をとのことでございますが、同様の要望は市内各地域よりもお聞きしているところです。ただ特定の場所のみの建設は公平性の面よりも困難であり、用地の確保、避難道や避難場所の用地は地区で所有者の方と交渉して了解をいただいたところに建設をしております。また、建物を建てる際の建築確認の手続き、また、建築費が6畳のプレハブで約100万円程度必要と見込まれております。
このように多くの問題があり、避難場所への建物の建設は困難でありますので、各地区の自主防災組織の活動に対し補助金による支援を行っており、それを活用して避難所ごとにブルーシートを保管し、もしもの際にはブルーシートを張って雨風を凌いでいただけるようお勧めしております。
また、津波の影響の終息は、本市では発生から約6時間後と予測されており、避難所までの道路等が通れる状態であれば、半日後には移動が可能となると考えますが、ただ大津波警報の解除はおおむね1日後となりますので、大事を取って1日は避難場所に留まっていただき、十分な安全性が確保できてから避難所へ移動するようにお願いします。
そのためにも食糧等を詰めた非常持ち出し袋を、各家庭に用意しておいてくれることを強くお願いをいたします。
空き家の活用方法について
(質問)
私は、最近の生活の中で空き家を多く見るようになりました。前より土佐清水の人口は減少し続けているため、空き家が増えているのだと思います。しかし、空き家は放っておくと犯罪に使われたりなどの危険もあるので、できるだけ人がいる場所、生活している場所にしていった方が良いと思います。それに、空き家の中にはまだ利用できる家もたくさんあると思います。
そこで私は、清水の空き家を利用して宿をつくることを提案します。具体的な例としては、空き家を宿に改良し、観光客の人がイベントに来た際に泊まる所として利用してもらうことです。宿の場所は町中でもいいのですが、できるだけ山などの高い所にある空き家を利用した方が津波の心配も減り、少しでも安心できると思います。それに高い所の方が災害時に避難所としても利用できるので、役に立つと思います。
以上の理由から、空き家を再利用してはどうかということを提案します。
(答弁)
本市は人口が減少している一方で、空き家は増加傾向にあります。危機管理課が2年前に調査した市内の空き家の件数は、倉庫や店舗などを含め1383件で、そのうち利活用が可能なものについては、970件でありました。
現在、土佐清水市では移住の取組を推進しておりまして、この利用可能な空き家については、所有者の同意のもと、移住者に居住用の賃貸住宅として情報提供し、活用しているところであります。実際に本市へ移住してこられた方の中には、民宿やカフェなどに利用している方もおられます。
他の市町村では、民間の方が所有する空き家を行政が買い取り、あるいは無償提供をしてもらいまして、移住体験施設やチャレンジショップ、スポーツ合宿用の宿泊施設などに利用しているところもあるようでありますので、これらの事例や、いただいた提案も貴重な意見として、今後研究・検討していきたいというふうに考えております。
また、空き家を避難所にという提案でございますが、災害時の対応につきましては、まずは市内4ヶ所に建設いたしました防災拠点施設のほか、市が指定する13ヶ所の避難所の活用を考えておりまして、空き家につきましては、仮設住宅としての活用を検討していきたいというふうに考えております。
避難訓練参加者増加と防災意識向上について
(質問)
今の土佐清水市では南海トラフ巨大地震について、市全体で考える必要があると思います。
土佐清水市は少子高齢化が進んでいるため、地震が起きて避難する際、中学生や高校生、若い人たちが高齢者の方の避難を手伝わなければいけないのではと感じていますが、新聞記事で「避難訓練の参加者が少ない」という記事を見ました。避難訓練の参加者を増やすために、どういう手立てを考えていますか。私は地区で呼びかけをしたり、子どもからお年寄りが集まる行事に合わせて避難訓練を行うことで、一人でも多くの人が参加するのではないかと考えます。
また、中学生や高校生、土佐清水市の人たち一人一人が今よりも地震や津波の恐ろしさを理解し、防災意識を高めるために、くろしおホールを利用して、防災講演会を行うと良いと思います。中高生が訓練に参加し高齢者の避難を手伝うなどの具体的な訓練についてはどのように考えているのかお聞かせください。
(答弁)
まず「避難訓練の参加者を増やす手立ては?」についてです。
本市においても参加者の固定化および減少は、各地区で活動をされております自主防災組織の方よりもよくお聞きしており、みなさん苦労をされておられる問題です。市全体での防災訓練や避難訓練の参加者数を見てみますと、参加率は横ばいの状況でございます。訓練参加者の減少は本市の人口の減少・高齢化の進行に伴うもの、また絶対人口の少ない郡部ほど顕著に表れているのではと当課の方では考えております。
ともあれ参加者数が減少していることは事実でございますので、少しでも参加者を増やす手立てとして、子どもに家庭での防災リーダーになってもらい、防災訓練・避難訓練に家族を引っ張って参加してもらうことが有効であると考え、平成28年度に県の実践的防災教育実践校の指定を受け、防災教育に熱心に取り組んでいます清水中学校と連携して、全校生徒に県下一斉避難訓練にそれぞれの地域で参加し、地域の避難所への避難経路を確認するとともに、保護者をつれて避難をしてもらうことで、参加者を増やすとともに保護者の避難意識を高める取り組みを、と予定としておりましたが、平成28年度・29年度と台風の影響や市内一斉避難訓練などと重なって実現しておりませんが、今年度は清水中学校のみならず市内各小学校および高等学校等にも呼びかけ、11月の世界津波の日に合わせました市内一斉津波避難訓練、11月4日、日曜日の開催を予定しておりますが、それへの児童・生徒その保護者の参加といった取組を実施していきたいと考えております。市の方より、学校へはお願いはいたしますが、ぜひ生徒からも学校側へ意見提言を行っていただきたいと考えております。
関連いたしまして、高齢者の避難の手助けについてもこの一斉避難訓練の際に、自身のおじいちゃん・おばあちゃん、また近所の高齢者の方に声を掛け、一緒に手を引いて避難所まで逃げてあげるといった行動もとっていただけますようお願いいたします。
続いて「防災意識をどう高めていくか」についてでございます。
提言のあった、大きな場所での防災講演会の開催も有効な手立のひとつではありますが、日時や場所の制限でなかなか参加できない方が多いのが現状です。地道ではありますが、市広報紙「とさしみず」に以前は2か月に1回程度の防災・災害関連の掲載でしたが、29年1月よりは「防災は・て・な?」というコーナーを設け、少しでも市民の皆さんに興味・関心を持っていただけるよう、タイムリーな話題を少し噛み砕いた表現で、毎月掲載するようにしております。ぜひ月初めに家に広報紙が届いたら、目を通してください。
その他の取り組みといたしましては、人を集めるではなく、何かの会合などで人が集まったところへ、こちらから出向いて時間をいただき、少しでも防災に関する話をさせていただくことにより、関心・意識を向上させる取り組みも行っております。地域や団体、学校等より要請がありましたらそちらに出向き、希望されるテーマに沿ったいわゆる「出前講座」を実施しております。
独居高齢者支援と地域交流施策について
(質問)
独居老人について質問します。
土佐清水市は高齢化率が45%を超えており、これは国の27.3%を上回る超高齢社会の先進地域とネット上に書いてありましたが、近年、社会問題となっているのが独居老人についてです。これから高齢化が進む土佐清水市では、独居老人の割合も増えていることが考えられます。1人で暮らしているため、精神的な不安が原因で鬱や認知症になるという場合もあると思います。そこで課題となるのが、地域住民の連携だと思います。私たち若者が高齢者のことを理解し、交流を深めていくことが必要だと思います
が、現在どのような施策が行われていますか。また、今後どのような取り組みを考えているのかお聞かせください。
(答弁)
世界保健機構(WHO)の定義によると超高齢社会とは、人口全体に対して、65歳以上の人口が占める割合が21%を超えるものとされています。本市の高齢化率は平成30年6月末(住民基本台帳)で447.1%、総務省統計局公表の平成30年3月1日現在、概算値による国の高齢化率が27.9%であり、国の約1.7倍の高齢化率となっています。
また、高齢者人口に占める一人暮らし高齢者については、平成20年4月1日時点で31.8%、平成30年4月1日現在で36.7%となっており、この10年で約5%増加している現状にあります。
こうした状況を踏まえ、本市では住民主体の地域福祉活動に熱心な地域性を生かした、住民自らが地域で介護予防や支え合い活動を行い、いつまでも住み慣れた地域で生活を続けるための取り組みを進めています。具体的には各地区の集会所を活用して転倒予防や運動機能の維持・向上を目的とした運動教室を41地区、地域住民の交流の場として、いきいきサロンを49地区でそれぞれ実施をしています。このほかにも一日喫茶など多様な行事が開催されています。地域の行事には、中高生の皆さんも参加できますので、お年寄りや住民の皆さんもとても喜ぶと思います。ぜひ参加していただきたいと思います。
これらの地域での取り組みは、健康づくり活動に気軽に参加できる環境づくり、高齢者の閉じこもり予防、ボランティア等社会参加の促進による生きがいづくりにつながるものです。
市では、こうした取り組みをより推進、充実するための地域の拠点として、平成27年度から平成30年度の3年間で集会所等を介護予防拠点として30か所改修し、高齢者が健やかに安心して在宅で生活するための基盤整備を行いました。
加えて、現在、特別養護老人ホーム、認知症デイサービス、通所介護、放課後等デイサービス、緊急ショートステイなど多機能なサービスを一つの施設で提供する、「総合福祉サービス拠点」を社会福祉法人が整備主体となり建設中であり、今年12月には施設を開設する予定となっています。
今後、一人暮らし高齢者等で自宅での生活が困難な住民が共に安心して暮らすことのできる交流の場づくりの充実、高齢者、障害者、子どもなど世代、枠組みを超えた総合的な支援体制を整備するために、高齢者だけにとらわれない「総合福祉」の視点で、住民参加の支え合い活動の活発化など地域資源をより強固にネットワーク化することで切れ目のない支援体制をつくり、住民の交流事業や介護サービス施設との連携、協力によるそれぞれの機能、役割を生かした取り組みを推進いたします。
災害時の水不足対策について
(質問)
災害時の水不足についてお伺いします。
インターネットで災害時の避難所問題について、生活用水や飲料水が足りなかったという記事を見ました。生活を送る上で水は必要不可欠なものであり、脱水症状を防ぐためにもなくてはなりません。また災害時には水道や道路の復旧に時間がかかり、物資や水が届くのも遅くなる可能性があります。
災害時の水不足の対策また水不足になった場合の対処方法等について、どのようにお考えでしょうか、お聞かせください。
(答弁)
災害時の避難所の水の対応は、とのことでございます。災害発生に備え各避難所に収容予定人数分の2リットル入りペットボトルの備蓄を、昨年から3カ年をかけて整備をしております。そして、昨年度1.5トンの水が運べる給水車を構えましたので、各避難所に給水タンクを置いて、順次水を配送し活用できる仕組づくりを、現在水道課の方で検討をしていただいております。
あわせて、救援物資として届けられた水や食料などを、スムーズに市内各地の避難所に配送できるように、来年度、市の総合公園に物資の集配拠点となる施設を建設し、その配送の仕組みなどを定めた配送計画も作ってまいります。
また、生活用水の確保では、学校等の施設では冬場でもプールの水を抜かずにためておき、手洗いやトイレを流す際に利用するようにしております。近くに川や谷があればそれを汲んで活用するなど、ケースバイケースで対応していくこととなります。
災害時の医療体制について
(質問)
災害時の医療について、聞きします。
僕が住んでいる三崎には、病院や診療所といった医療関係の施設がありません。現在は清水市内の病院へ行っています。普段は病院や診療所に車ですぐに行けるので問題は無いのですが、近いうちに起こると言われている南海トラフ巨大地震が起きた時、無事に避難できた人の中に怪我をしている人が必ずいると思います。病院等が地域にないと、災害時などに手当が全くできなくなる可能性があると思います。近くに病院や診療所があれば、避難する際に医療道具を少しでも持って行ったり、津波が収まった後に早く取りに行ったりすることもでき、高台に医療施設があれば、そこに避難することもできると思います。
このような災害時の医療について、どのような対策を考えているのか、お聞かせください。
(答弁)
南海トラフ地震における災害時医療体制については、南海トラフ地震発生時には陸路、海路ともに交通網が遮断されることが予想されることから、大規模災害発生後の医療救護活動は、各地区に設置する医療救護所を拠点として行うこととしています。
本市では、医療救護所として下川口地区は下川口地区防災コミュニティセンター、三崎地区は、平ノ段区長場、市街地区は、清水中学校、足摺岬地区は、足摺岬小学校、下ノ加江地区は、下ノ加江地区防災コミュニティセンターを指定し、医薬材料等を配備しています。
災害時には、医療救護所で負傷者の応急処置を行い、交通網が使用できるまでは、各医療機関へはヘリコプターによる空路での負傷者輸送を行う計画であり、重症者は幡多地域の拠点病院である幡多けんみん病院へ、中程度の負傷者は市内病院へ搬送することを想定しています。
また、市内の救護病院として、渭南病院、松谷病院、足摺病院を指定していますが、災害時に市内の診療所を含めた医療機関による連携、協力体制をつくるため、平成28年1月、「大規模災害時医療機関の連携協力に関する協定」を市内医療機関すべてが締結しました。
加えて、平成29年4月には、「救護病院における医療救護活動に関する協定書」を市と市内救護病院との間で締結し、救護病院でのトリアージ、中程度の負傷者の処置及び収容等の活動について確認し、救護病院や医療救護所での医療救護活動等災害時医療救護体制のシステムづくりについて市と救護病院による具体的な協議、検討を行っています。
このほかにも平成29年8月には、日本赤十字社高知県支部と土佐清水市社会福祉協議会、土佐清水市による「社会福祉法人土佐清水市社会福祉協議会及び日本赤十字社高知県支部の包括的な連携並びに当該連携に対する土佐清水市の支援に関する協定書」を締結し、日赤と社協の知的資源及び人的資源の活用、市民に対する防災訓練・防災学習、ボランティアの活動及び研修、災害時における活動等について、包括的な連携・協力を行うこととしました。
そして、災害時に医療救護所や避難所で応急処置ができる人材の育成を目的として、赤十字救急法救急員養成講習を開催。市民、社協職員、市職員、31名が赤十字救急法救急員の認定を受けました。
今後も、救急員養成講習の開催や救護病院等関係機関、住民を対象とした災害時を想定した訓練の実施、医療救護マップの作成等災害時に医療救護所など地域で医療救護活動を行う体制づくりに取り組みます。
観光客減少の理由と誘致策について
(質問)
観光客が少なくなっている原因についてお聞きします。
僕たちが住んでいる土佐清水市は、観光客が年々減ってきています。その観光客を増やそうと土佐清水市がイベントを開催したり、いろいろ活動をしていますが、観光客が増えていないのが現状です。その理由として、土佐清水市に住んでいる住民が市の活動を理解していないので、観光客を増やすための活動に協力する人が少ないことが原因だと思います。
よって市外の人に土佐清水市の良さを伝える前に、まず土佐清水市の住民に市の活動を理解してもらうことが大切だと思うのですが、観光客がなかなか増えない理由をどうお考えですか。また、どのような対策が考えられるか、お聞かせください。
(答弁)
土佐清水市の観光統計によると、本市を訪れる観光客数は、平成25年に75万9千685人。その後徐々に減少いたしまして、平成29年は68万3千966人です。
減少の理由を分析してみますと、本市の観光は、足摺岬の宿泊施設を中心に、団体旅行を多く受け入れることで観光客が増えてきた経過があります。ただ、近年では、団体から個人へと移り変ってきた旅行形態や、貸切バスの交替運転手の配置基準の改定によります料金アップなどにより、宿泊客が減少してきているのが現状です。
また、国立公園に指定された当時、竜串地域に次々に足摺海底館や海洋館など観光施設が建築されました。その観光施設等の老朽化につきましても、一つの要因ではないかと思います。
対策といたしましては、毎年、旅行業者への誘客活動や、各種イベントの実施、昨年からはジョン万次郎資料館の改修やそれに伴いますスタンプラリーの実施、それから漁船タクシーの運行など、様々な観光客誘致に向けた施策を実施してきたところです。
また、竜串地域には平成31年度に爪白キャンプ場と国立公園ビジターセンターが整備される予定となっております。また、平成32年度には足摺海洋館がリニューアルオープンいたします。今後、この地域は本市への誘客の核として、大きく期待できるというふうに思います。
一方で、観光客による経済効果が観光関連業者のみのものであってはいけません。市民全体が共有できるものであるべきです。そのためにも誘客施策を市民の皆さまに理解してもらうということは重要なことだと思います。
本市では、新たな観光の方向性として、ジオパーク活動で地域住民による持続可能な地域の活性化への取り組みを進めています。この活動は、土佐清水市の地質・地形、そこに成立した生態系、地域固有の歴史・文化を守り、活かしながら地域住民の皆さまが主導的に、持続的に発展させて行く、というもので、今までにない新たな観光、それから地域活性化への取り組みというふうにいえると思います。
観光客は減少傾向にありますが、今行っている観光施策は、観光客のニーズに対応しながら磨き上げ、併せてジオパークのような新たな取り組みにも挑戦することで、より多くの観光客が本市に来てくれるよう取り組みを進めるつもりでおります。
土佐清水ワールドの成果と地域活性化策について
(質問)
土佐清水市の少子高齢化について、市長にお聞きします。
近年、少子高齢化にともない過疎化が進行しているなかで、東京のほうに〝土佐清水ワールド″を出店し、食を通じて全国から注目されている土佐清水市ですが、これにより土佐清水市の地域活性化に向けて得られた成果などがあれば教えてください。
また、実際に全国から清水に来てもらえるような工夫・取組などがあれば教えてください。
(答弁)
土佐清水ワールドの取組ということで質問を受けましたが、清水中学校も修学旅行で神戸の土佐清水ワールドへ寄った、ということも聞いておりますが、この中で土佐清水ワールドへ行った人、おりますか?(挙手数名)
はい、ありがとうございます。どうでした?清水にはない清水らしい店が土佐清水ワールド。神戸の方でいま4店舗展開をしておりますが、後で感想をまた聞きたいと思いますが、本当に土佐清水市にはないような土佐清水市らしい、本当にすばらしい店舗ができております。5店舗ですね。神戸に4店舗、東京の上野に1店舗。それから、土佐清水ワールド・幡多バル、といいまして、幡多地域の6市町村で特化したお店、6市町村と連携協定をした土佐清水ワールド・幡多バルというお店も神戸に1店舗、それから東京の西新宿にも1店舗あります。それから、本店として高知市内の柳町というところに高知店の幡多バル、これを全部合わせると、現在8店舗、展開をしております。
開店以来、たいへん好調でありまして、予約をしなければ入れない、それほど盛況なうちに業績も好調でありまして、8店舗を合わせた平成29年度の売り上げ総額というのが約9億2千万円、来店者数が35万人ということでありますので、本当にたいへん多くの人が、この土佐清水ワールドに来ていただいているというのがわかると思いますが、来年の1月には1店舗目の開店から延べ来客数が100万人を突破するという、そういう予定であるということも聞いております。この土佐清水ワールドの店舗に行った人は、神戸のいけすセンターに行ったと思うんですが、そのいけすセンターには、清水サバが活魚車で週に2回運んで、その水槽で泳ぐサバを見ながら食べれる、といったそういうアイデアのある店もできておりまして、本当に食材の多くを土佐清水市から送っておりますので、それから、いった人にはわかると思いますが、入ったところにはいろいろと清水の物販といいますか、特産品、宗田節の削り節とか土佐清水市の商品がずーっと並んでおりまして、アンテナショップとしての機能も有しておりまして、また、観光PR、あのメニュー見ました?メニューがですね、本当に観光パンフレットのようなすばらしいメニューでありまして、そういう居酒屋の中で観光PR、こういった土佐清水市の情報発信をはじめ、地産外消の面でも大きく貢献をしていただいております。
それから、平成28年からは神戸の店舗の土佐清水ワールドの常連客のみなさんを、もっと土佐清水市のファンになってもらいたい、ということであの「土佐清水市の食を巡る旅」といった観光を含めたモニターツアーを実施いたしまして、清水に来て本物の清水を体験してもらっています。これには、清水の自然、それから食、これらが本当にすばらしいということで、たいへん評価を得ております。それ以上に清水の方々の人情といいますか、本当に親切にしていただいたということで、食や自然そのものよりも清水の人情というおもてなしの心に触れて、たいへん感激したという声も聞いておるところであります。
清水の土佐清水ワールドでは、移住相談もできないかということも、いま検討しているところでありまして、今年の9月25日には、東京のテレビでは良く出ると思いますが、新橋というところに新しいお店が9月にできます。それから、大阪にも11月にもう1店舗できまして、来年度には沖縄にも店を出したいということで、場所をいま検討しているということも聞いておりますので、これまで以上に土佐清水ワールドを経営している「ワールドワン」という会社とがっちりと連携をしながら、土佐清水市のファンをこの土佐清水ワールドを通じて、増やして、もっともっと清水を元気にする取組を進めてまいりますので、どうかご協力をよろしくお願いいたします。
交通政策とアクセス改善について
(質問)
土佐清水市の交通状況について質問します。
四国の最南端にある土佐清水市は、どこに行くにも交通の便が悪いという声を耳にする回数が多くなった気がします。最近では都会のほうに「土佐清水ワールド」を出店し、観光客も増加の傾向にあると思いますが、清水に来るとなるとどうしても出てくる問題が「交通の便が悪い」ということです。先ほど、観光商工課長がおっしゃったとおり、関西圏からもバスの用意は運転手の交代が必要なため、バスの金額が高くなり、観光客からしても金銭的に難しいと考えます。
また、観光客や自分たちのプライベートだけの面ではなく現在全国的に注目されている南海トラフ巨大地震が発生した際に、支援物資の到達の遅れ等も上がってきています。だからといって簡単に山を切り開いて道を建設する計画も、自然も大きな魅力の一つであることを考えると難しいことであると思います。
そこで、現在、土佐清水市が行っている「交通」についての政策や、今後考えている政策等があればお聞かせ願います。
(答弁)
現在、本市が行っております交通政策、公共交通でございますけれども、交通政策につきましては、市民の生活を支える移動手段の確保といたしまして、列車、土佐くろしお鉄道や路線バス、デマンドバス等への支援を行っております。また、買い物・通院等の移動手段を維持するため、利用促進活動、市民全体の利便性を考えた、持続可能な交通手段を確保するため、スクールバスも含めた公共交通が効率的な運行経路となるよう、協議検討を進めているところあります。
また、市が実施しているものではありませんが、本市へのアクセスのひとつでもあります高速道路について、お話をさせていただきますと、清水から高知方面につきましては、平成30年度中、今年度中に片坂バイパスが開通し、黒潮町拳の川、旧佐賀町まで延伸されることとなっており、愛媛県松山方面は、宇和島市津島岩松まで開通しており、愛南町の内海まで事業化が決定し、宿毛市までの延伸については、現在、調査段階となっているようであります。
また、高速道路以外で言いますと、「四国に新幹線を」という動きもあり、昨年「四国新幹線整備促進期成会」が設立され、署名運動であるとか要望活動、周知活動のほかシンポジウムなどを通して、官民が一体となって取り組みを進めている状況であります。
もし、四国に新幹線が開通すれば、新大阪から高知間が現在3時間15分かかるところを約1時間30分、東京-高知間も約4時間で結ばれることとなりまして、地域経済の活性化や観光振興、あるいは災害対策としても非常に効果があると言われておりますので、今後の国や県の動向を注視していきたいというふうに思っております。
また、災害が発生した際の、支援物資の到達の遅れについての質問でございますが、もし道路等が災害により寸断された場合には、ヘリコプターなど空輸による物資の運搬を想定しているところであります。
本市は、東京から時間的距離が全国で最も遠い市であるというふうに言われておりますが、遠くてもわざわざ行きたいというふうに思っていただける「土佐清水市」を目指して各種取組を行っていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
施設・イベント予算と観光活性化計画について
(質問)
清水の活性化について、市長に質問します。
清水で建設・企画されている施設やイベント等には、毎年多額のお金がかかっていると思います。清水中学校の給食場のような素晴らしいものや、土曜夜市やあしずり祭、産業祭などのイベント、海洋館・海底館などのイベントなどもあり、私も楽しく利用させていただいている一人です。小さい子どもから学生、大人まで楽しめる施設設備やイベント・企画はこれからも続いてくれるとうれしいです。今後、更なる土佐清水市の活性化のために、このような施設やイベントなどにどれくらいの予算を考えているのか、また、何か計画しておられることがあれば教えていただきたいと思います。お聞かせください。
(答弁)
皆さんに楽しんでもらえるイベントができるよう市役所の各課で計画をして実施をしておりますが、その規模によって予算はさまざまであります。
足摺岬と並ぶ本市の観光地である竜串周辺、このことについては、観光商工課長もちょっと答弁を先ほどいたしましたが、現在、爪白キャンプ場を整備中であります。来年の4月にはオープンをします。この工事やキャンプ場や、整備するトレーラーハウスといいまして、重箱とよばれるキャンプ場の中に設置する宿泊のトレーラーハウスを作るのですが、その備品購入も含めて、だいたい今年度約4億。3億9千570万円の予算計上しております。
竜串では、他にも国が海洋館の隣の敷地に国立公園のビジターセンターというのを新設をいたします。それから高知県も、平成32年夏に足摺海洋館、これは生まれ変わった新しい海洋館になるわけでありますが、32年の夏にはオープンをいたします。
ですから、国・県・市あわせてだいたい50億位をかけてですね、竜串の再整備、これをこの3年間で集中的に投資をするということになっております。
この竜串地域での国・県・市の施設整備、これを観光の活性化の起爆剤としたいというふうに考えておりまして、竜串だけではなく、竜串に来たお客様を市街地にいざなう、また、市街地でもいろんな取組をやって、その経済的波及効果をどんどん広げていく、また併せて足摺岬の宿泊所には泊まっていただく、それでこの、どんどんどんどん活性化することによって、幡多地域、また高知県全体に経済の波及効果を高めていこうと、そういう取組をやっております。
そして今、高知県では「幕末維新博」というのをやっております。これは1月31日に終わりまして、2月1日からは新たに自然や体験型の博覧会「ポスト維新博」、これがいよいよスタートいたします。こういった体験型とか、自然を活用した観光というのは、土佐清水市はもっとも得意としておるところでありますので、もっともっと、このそういった次の「ポスト維新博」に向けての取組を現在教科をしているところであります。
また、今年はジョン万次郎が亡くなってから120年という、たいへん節目の年でありまして、11月3日には第7回のジョン万祭、そして翌11月4日には、全国からジョン万次郎のファンが土佐清水市に集まって「ジョン万サミット」というのが開催をされます。この11月3日、11月4日の2日間は、外国からも、外国の姉妹都市からも来ますし、全国からジョン万次郎を慕うファンの皆さんが土佐清水市に集結をいたしますので、またさまざまなイベントが展開されますし、また、ぜひそのイベントでも活躍をしていただけるようにお願いをいたします。
また、NHKの大河ドラマの実現の、いま活動もやっておりますので、まだ署名をしていない方はぜひ署名もしていただいて、みんなで大河ドラマが実現するようにご協力をお願い申し上げます。
高齢者避難場所の整備とブロック塀安全対策について
(質問)
防災に関してお聞きします。
南海トラフ巨大地震が30年以内には必ず起こるというニュースがあり、地震後に発生する津波が高さが15メートル以上と考えられています。そこで、小江町や戎町の人たちは山のほうに逃げるということを耳にしましたが、現在、土佐清水市は高齢者が多く、山に逃げられるかどうか心配です。また、小江町の三角公園に設置してある避難タワーでは、津波に飲み込まれる可能性が大いにあります。ですから高齢者でも安心して行ける避難場所を設置してほしいと考えています。高齢者でも避難しやすい場所等の準備があれば、お聞かせください。
さらに、今年6月、大阪北部で起こった地震で、小学生児童が塀の下敷きとなり亡くなった事故がありました。土佐清水市でそのような事故が起こりそうな危険な場所がどれくらいあるのか、またその対策があればお聞かせください。
(答弁)
先ほどもお答えしましたように、避難場所は高台や山に市内全体で250箇所を設定しております。
高齢者の避難に対する対策でございますが、高齢者などの方が上りやすいように、避難場所へ避難路を整備する際には手摺を設置し、スロープ式のものを心がけて整備を進めてまいりましたが、避難場所の地形や用地の確保などで階段式にならざるを得ないところにおいても、できるだけ階段の段差が低くなるように配慮し整備を行ったところでございます。
次にブロック塀対策です。市内全体でのブロック塀の数は把握をしていませんが、平成26年度に避難道整備に係る区域で行った調査では、ブロック塀を623箇所確認をしております。
地震の際のブロック塀倒壊の危険性は以前より指摘され、その対策といたしましてブロック塀の撤去、また、フェンス式への改良に対しまして、補助金を出して助成をしておるところでございます。しかし、市民の方の関心は薄く平成25年度から29年度の5年間では、わずか19件しか利用がありませんでした。が、この6月18日の大阪府北部地震での小学校のブロック塀倒壊による小学生死亡事故を、マスコミ等々が大々的に報道したことを受け、本市でも一気に関心が高まり、問合せも増えて、今年度は現在30 件の希望が上がってきておるところでございます。
これに対しまして、先月7月25日に開催された市議会7月会議にブロック塀の撤去・改修補助金の増額の補正予算を提出し、議決をいただきました。市広報紙8月号にもブロック塀の撤去・改修のお知らせを掲載し市民周知を図ったうえで、ブロック塀対策を推進して参ります。
また、学校関係では教育委員会が市内全小中学校で危険個所調査を行い、危険性が認められました下ノ加江小および三崎小の2校のブロック塀を、直ちに撤去・改修を行っております。
災害備蓄倉庫の設置について
(質問)
備蓄倉庫についてお聞きします。
私は、去年もこのみらい議会に参加し、災害時の備蓄品の事について質問しました。
その時にはプレハブのことや、今後つくるとしてもつくるための土地がないと答弁されました。けれど、それから1年間過ごしてきて、黒潮町や大月町に行く機会が何度かありました。その時に、黒潮町や大月町には災害時の食糧を置くための備蓄倉庫があるのを見かけました。去年の質問の時、プレハブの温度の上昇を問題としてあげていましたが、プレハブではなく倉庫にすれば気温上昇の問題もなくなるので、倉庫を建てるというのはどうでしょうか。建てる場所がないとも言われていましたが、小さな倉庫でも数多く建てれば良いと思います。このことについてどうお考えですか。ご答弁をお聞かせ願います。
(答弁)
本市の備蓄に係る取り組みで、昨年度より進展した点がありますので、まずご説明をいたします。大規模災害時には、私たち市役所職員も市民の皆さんと同様に被災いたします。まず、市役所の仕事としましては、情報収集と人命救助に係わる業務を優先していかなくてはなりませんので、避難所運営は避難してきた方々にお願いをせねばなりません。そのために避難所を運営するためのルールを定めた「避難所運営マニュアル」を昨年度より作成し、本年度全部の避難所運営マニュアルを作成するよう取り組んでおります。このマニュアルを作成した避難所に、備蓄食糧や水、間仕切り、マットなど避難所運営用の資機材を順次整備をしていっております。備蓄品保管のスペースは避難所となる建物の、空き教室などを利用するようにしております。このように改めて建物を建てるのではなく、既存の建物の一部を利用して備蓄スペースを確保し常温で保管することで、備蓄食糧等の品質・衛生管理を行って参りたいと考えております。
また、昨年度は地区防災拠点施設の4か所での保管でございしたが、マニュアルが完成後、来年度には市内全17カ所の避難所で備蓄品を保管することとなり、より一層の分散備蓄が図られますので、避難者の方の食糧確保の利便性は向上するものと考えております。
また大月町、黒潮町の状況でございます。大月町は先の被害でばたついておりますので、連絡をようとっておりませんが、黒潮町のほうにお聞きしますと、集中備蓄できる大きな建物がないことによりまして、地区地区に建ててあるブレハブ備蓄庫に、高温等による品質劣化や衛生面のリスクを承知のうえで、止むを得ずそういう場所に備蓄を行っているとのことでございますので、ご理解の程、よろしくお願いいたします。

