令和6年度 宗田ガツオを使った美容・健康商品の提案について 

令和6年度 宗田ガツオを使った美容・健康商品の提案について

 土佐清水市の特産物、 生産が全国一位を誇る 「鰹節」。
 それを私達は食べるだけでよいのでしょうか?私たちは、美容に使えるのではないかという、新しい視点で質問をさせていただきます。かつおぶしの旨味成分でもあるイノシン酸は基礎代謝の向上や全身の細胞の活性化にとても効果的だと言われています。また若返りビタミンとも呼ばれるビタミンEをはじめとしてカリウム、カルシウム、マグネシウム、ビタミン、 B1,B2、B6,Dまでも豊富に含んだまさに美肌づくり必要不可欠な食材です。この成分を利用して、肌に直接その成分を与えるといったほうが早いでしょう。このような強力な成分が豊富なものを薬品として使えばとっても良いと思います。ですが、洗顔には匂いがつきます。なので、匂いがつきにくいパックにするのはどうでしょうか。誰でも使いやすく、簡易に肌の手入れができます。
 また、他の美容商品について、魚のサプリなら聞いたことがあると思い、宗田節サプリなら作れるかも、と調べてみました。すると、とんでもないことが分かりました。高知県では宗田ガツオの水揚げ量が全国1位でした。また、宗田節の栄養が疲労回復のために必要なタウリンや多くのアミノ酸が鰹節よりも多く含まれているのです。
 このことから、美容にいいと私達は考えています。魚のサプリはあるわけですから、宗田節のサプリもやろうと思ったらできるのではないでしょうか。サプリをたくさん手掛ける会社に提案してみてもいいのではないでしょうか。また、サプリメント市場では最近売上が上がっており上昇傾向になっているそうなので、追い風に乗って土佐清水市の特産品宗田節をサプリとして売ってみようとは思いませんか?
 この提案を受け、実用化に向けて話し合っていただけないでしょうか?
 また、現在、宗田節を健康食品や美容関係の商品に活用している事例があれば教えてください。

(回答)

 本市の特産品である 「宗田節」について、栄養素や成分の特徴を調べ、美容商品へ活用する提案を頂きました。ありがとうございます。
 質問に答える前に、一つ、 指摘させていただきます。
 冒頭に、土佐清水市の特産物、生産が全国一位を誇る「鰹節」と紹介がありましたが、正しくは 「宗田節」です。
 鰹節の生産量全国一位は、鹿児島県枕崎市になります。
 宗田節と鰹節は、確かに似ており同類といえますが、原魚が異なる別物と区分すべきと思います。ここは大事なところですので、今後、お間違えないようにお願いします。
 さて、議員より、鰹節の成分と美肌への効果について、説明がありました。
 イノシン酸が基礎代謝の向上や、細胞の活性化にとても効果的と言われていること、また、美肌に効果のあるビタミンEをはじめとする成分が豊富に含んでいること。良く調べて頂いたと思います。わたしも少し調べてみますと、 美肌に悪影響を及ぼすストレスや不眠症にも有効と言われていることがわかりました。
 これらは、あくまでも鰹節についての説明でありますが、 宗田節の成分も鰹節と遜色無いと思いますので、宗田節についても同様の効果が期待できますし、疲労回復に必要なタウリンについては、宗田節の方が多く含まれることは、すでに成分検査において判明しています。
 このようなことから、宗田節は、旨味が強い出汁であると同時に、体に良い食品であることは、間違いないと思います。
 そこで、質問の1点目、宗田節のサプリメントの実用化に向けて話し合っていただけないか、についてですが、5年以上前になりますが、宗田節ではありませんが、宗田節を製造する過程で処理される 「煮汁」を、有効活用できないか模索したことがあります。
 煮汁を凝縮し成分を抽出する方法で、サプリメントへの活用を検討した経過があり、これは美容に効くサプリメントではありませんが、最終的には、諸々の課題があり、開発には至りませんでした。
 議員より紹介もありましたが、サプリメント市場は確かに拡大しており、チャンスのある市場と考えられますが、一方では、レッドオーシャンと言われる、競争が激しい市場であるため、美肌や健康に良い成分が豊富であるとしても、現段階において、サプリメントの開発と商品として実用化できる見込みや可能性は、持ち合わせていない、というのが正直なところです。
 仮に、美容商品として売り上げが見込めるのであれば、すでに何処かの企業が着目しているのでは、と思うところがありますし、また、ネット検索の範囲になりますが、宗田節や鰹節を表示したサプリメントは、1件も見当たりませんでした。
 そのため、直ちに市役所内や関係者間で会議を設けることや、健康食品会社へ提案することは困難と考えますが、この度、せっかく頂いた提案、アイデアは大切な意見として、今後、機会あるときにしっかりと議論していきたいと思います。
 次に、宗田節を健康食品や美容商品に活用している事例についてですが、健康食品とまでは言わなくても、ビタミンやアミノ酸を多く含む健康をサポートする食品として、説明欄に記載されている宗田節関連商品は、多いと捉えています。
 また具体的な一例として、宗田節ではありませんが、市内で製造する宗田ガツオの加工品「姫かつおスティック」をご存知でしょうか。この加工品を、大阪府にある「株式会社 your story (ユアストーリー)」が、高タンパク低脂肪 高鉄分で、運動する人の栄養補給に最適とうたい、 商品名として「鰹 Bar for sports (かつおバー・フォー・スポーツ」を販売している事例がございます。

提言を実現に近づけるヒントや次の行動の例

◆別の方向性を探り再提言につなげる。

方向性その1
「化粧品やサプリ」以外の活用分野に広げる

・食品分野や調味料の新形態、非常食、スポーツ栄養食など、既存強み(味・栄養・保存性)を活かす方向に転換

方向性その2
「ないところから作る」姿勢を前面に出す

・回答で「既に商品がない」=「需要や市場性が疑問」との見方が示されたが、「ゼロから新しい市場を作る挑戦」として提案を再構築。
・他地域にない商品開発の事例を研究し、「最初は怪しいと思われたけど成功した」モデルを紹介して説得力を高める。
・既存の取り組みを踏襲するだけでなく、地域から新しい価値を創出する姿勢の大切さを、市の今後の在り方とともに訴えかける。

方向性その3
あえてこのまま勝負!
※「作って売る」よりも、「作って試す」→「反応を集めて発表」というプロセスに重きを置く。

① 現状把握・課題確認
・宗田ガツオや宗田節の匂い・色・質感など、使いたくないと感じる要因をアンケート等で洗い出す。
・既存の水産物由来コスメや食品の例を調査(サーモン由来DNA、クラモンコスメティック、マリンコラーゲンなど)。
・市内の加工業者・漁師へのインタビューで素材の特性と課題を把握。

② 可能性の探求
・宗田ガツオの成分や栄養素の美容・健康効果をまとめる。

③「匂い除去」や「見た目改善」が可能な加工方法を調査
・土佐食品(株)、高知大学農林海洋科学部などに協力を依頼する。
・成分や効果に関する説明資料をわかりやすくまとめる。

④魚感を消すためのネーミング案やデザイン案を複数作り、アンケートを実施

⑤アンケート結果を分析し、最も評価の高いデザインや加工方法を選択

⑥ 発表・提案
・「実際に商品化できそうか」「他に応用できるか」のフィードバックをもらう。